2017年に読んだ本ランキング

1.森博嗣「ダマシ×ダマシ」
ダマシ×ダマシ (講談社ノベルス)
森 博嗣
講談社 (2017-05-08)
売り上げランキング: 177,430

期待通り。


2.綾辻行人「奇面館の殺人」
奇面館の殺人(上) (講談社文庫)
綾辻 行人
講談社 (2015-04-15)
売り上げランキング: 99,054

これだから本格はやめられない。


3.麻耶雄嵩「貴族探偵対女探偵」
貴族探偵対女探偵 (集英社文庫)
麻耶 雄嵩
集英社 (2016-09-16)
売り上げランキング: 38,013

ドラマが残念だった。


4.大山誠一郎「密室蒐集家」
密室蒐集家 (文春文庫)
大山 誠一郎
文藝春秋 (2015-11-10)
売り上げランキング: 382,976

やはり本格はいいものだ。


5.米澤穂信「リカーシブル」
リカーシブル (新潮文庫)
米澤 穂信
新潮社 (2015-06-26)
売り上げランキング: 200,088

バカミス寄りでもいい。


6.三津田信三「生霊の如き重るもの」
生霊の如き重るもの (講談社文庫)
三津田 信三
講談社 (2014-07-15)
売り上げランキング: 95,863

短編に向かない探偵。


7.梓崎優「叫びと祈り」
叫びと祈り (創元推理文庫)
梓崎 優
東京創元社
売り上げランキング: 360,877

巷での評価が高い理由がわからなかった。


8.山本弘「神は沈黙せず」
神は沈黙せず(上) (角川文庫)
KADOKAWA / 角川書店 (2015-02-10)
売り上げランキング: 59,983

序盤は退屈だが、最終的な満足感は高い。


9.伊坂幸太郎「PK」
PK (講談社文庫)
PK (講談社文庫)
posted with amazlet at 18.01.09
伊坂 幸太郎
講談社 (2014-11-14)
売り上げランキング: 137,928

もう内容を全く思い出せない。


10.石崎幸二「日曜日の沈黙」
日曜日の沈黙 ミリア&ユリ (講談社ノベルス)
講談社 (2014-09-12)
売り上げランキング: 108,940

短くまとまっているのは良いことだ。


とにかく時間がない。
アニメはながら見できるが、読書は流石にできないので、捗らなかった。
ゲームに時間を奪われているのは明らか。
そこで年末年始のガチャで爆死したのを契機にモンストをやめた。
最近各種報酬によって遊ぶのを強制されている気がして楽しくなかったのでちょうどよかった。
FGOは新イベが来なければゆるりと楽しめるので続ける。
パズドラもやることがないときのほうが楽しい。
無課金故に限られているスタミナの使い途を自分で選べるのがいいようだ。
運営からやるべきことを指定されると楽しくない。
ということで、モンストに費やしていた時間を読書に向けることができれば、2018年は積ん読の山を減らせるかもしれない。
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伊坂幸太郎「PK」

PK (講談社文庫)
PK (講談社文庫)
posted with amazlet at 17.08.06
伊坂 幸太郎
講談社 (2014-11-14)
売り上げランキング: 125,122

内容(「BOOK」データベースより)

人は時折、勇気を試される。落下する子供を、間一髪で抱きとめた男。その姿に鼓舞された少年は、年月を経て、今度は自分が試される場面に立つ。勇気と臆病が連鎖し、絡み合って歴史は作られ、小さな決断がドミノを倒すきっかけをつくる。三つの物語を繋ぐものは何か。読み解いた先に、ある世界が浮かび上がる。


伏線は丁寧に回収されているのだが、どうにもすっきりしない。
そもそも何の話だったのか、読み終えてもよくわからない。

2016年に読んだ本ランキング

1.森博嗣「χの悲劇」
χの悲劇 (講談社ノベルス)
森 博嗣
講談社
売り上げランキング: 13,995

伏線回収で大満足。



2.詠坂雄二「電気人間の虞」
電氣人閒の虞 (光文社文庫)
詠坂 雄二
光文社 (2014-04-10)
売り上げランキング: 27,785


完璧なトリック。これで話が面白けば言うことはない。



3.三津田信三「蛇棺葬」「百蛇堂 怪談作家の語る話」
蛇棺葬 (講談社文庫)
蛇棺葬 (講談社文庫)
posted with amazlet at 16.12.21
三津田 信三
講談社 (2013-10-16)
売り上げランキング: 109,779
百蛇堂<怪談作家の語る話> (講談社文庫)
三津田 信三
講談社 (2013-12-13)
売り上げランキング: 370,185

長さに見合った面白さ。



4.詠坂雄二「リロ・グラ・シスタ」
リロ・グラ・シスタ: the little glass sister (光文社文庫)
詠坂 雄二
光文社 (2013-12-05)
売り上げランキング: 297,718

まさしく「綾辻行人激賞」



5.東野圭吾「禁断の魔術」
禁断の魔術 (文春文庫)
東野 圭吾
文藝春秋 (2015-06-10)
売り上げランキング: 8,911

安定の面白さ。



6.歌野晶午「絶望ノート」
絶望ノート (幻冬舎文庫)
歌野 晶午
幻冬舎
売り上げランキング: 38,927

騙されたかった。



7.深水黎一郎「五声のリチェルカーレ」
五声のリチェルカーレ (創元推理文庫)
東京創元社 (2012-01-01)
売り上げランキング: 27,200

深読みのし過ぎは楽しみを減らしてしまう。



8.佐島勤「魔法科高校の劣等生 19 氏族会議編〈下〉」「魔法科高校の劣等生SS」「魔法科高校の劣等生 20 南海騒擾編」
魔法科高校の劣等生 (19) 師族会議編 (下) (電撃文庫)
佐島勤
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス (2016-03-10)
売り上げランキング: 19,632
魔法科高校の劣等生SS (電撃文庫)
佐島勤
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス (2016-05-10)
売り上げランキング: 13,872
魔法科高校の劣等生 (20) 南海騒擾編 (電撃文庫)
佐島勤
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス (2016-09-10)
売り上げランキング: 3,788

終わるまでにここまでの狂気を上回れるかどうか。



9.伊坂幸太郎「SOSの猿」
SOSの猿 (中公文庫)
SOSの猿 (中公文庫)
posted with amazlet at 16.12.21
伊坂 幸太郎
中央公論新社 (2012-11-22)
売り上げランキング: 208,249

もやもや感が残った。



10.山口雅也「PLAY」
PLAY プレイ (講談社文庫)
山口 雅也
講談社
売り上げランキング: 1,021,612

期待を上回る面白さだった。



11.柳広司「キング&クイーン」
キング&クイーン (講談社文庫)
柳 広司
講談社 (2012-02-15)
売り上げランキング: 473,004

綺麗に騙されてもやられた感がないのはなぜだろう?



12.多島斗志之「症例A」
症例A (角川文庫)
症例A (角川文庫)
posted with amazlet at 16.12.21
多島 斗志之
角川書店
売り上げランキング: 77,055

起承転までは非常に面白かった。



13.有栖川有栖「マレー鉄道の謎」
マレー鉄道の謎 (講談社文庫)
有栖川 有栖
講談社
売り上げランキング: 21,075

真っ当なミステリ。



14.籘真千歳「スワロウテイル 序章 人工処女受胎」「スワロウテイル 初夜の果実を接ぐもの」
スワロウテイル序章/人工処女受胎
早川書房 (2013-09-30)
売り上げランキング: 30,537
スワロウテイル/初夜の果実を接ぐもの
早川書房 (2013-09-30)
売り上げランキング: 54,944

アニメ化希望。



15.高村薫「レディ・ジョーカー」
レディ・ジョーカー〈上〉 (新潮文庫)
高村 薫
新潮社
売り上げランキング: 17,607

長い。



16.道尾秀介「球体の蛇」
球体の蛇 (角川文庫)
球体の蛇 (角川文庫)
posted with amazlet at 16.12.21
道尾 秀介
角川書店(角川グループパブリッシング) (2012-12-25)
売り上げランキング: 301,796

本格シーンからフェードアウトしているようだ。



17.伊坂幸太郎「バイバイ、ブラックバード」
バイバイ、ブラックバード (双葉文庫)
伊坂 幸太郎
双葉社 (2013-03-14)
売り上げランキング: 52,417

これももやもや。



18.筒井康隆「ダンシング・ヴァニティ」
ダンシング・ヴァニティ (新潮文庫)
筒井 康隆
新潮社
売り上げランキング: 108,157

実験作。



19.中山七里「連続殺人鬼カエル男」
連続殺人鬼 カエル男 (宝島社文庫)
中山 七里
宝島社 (2011-02-04)
売り上げランキング: 6,107

期待はずれ。



20.會川昇「UN-GO 因果論」
UN-GO 因果論 (ハヤカワ文庫JA)
會川 昇
早川書房
売り上げランキング: 117,650

アニメで十分。



21.島田荘司「透明人間の納屋」
透明人間の納屋 (講談社文庫)
島田 荘司
講談社 (2012-08-10)
売り上げランキング: 71,397

謎解きがひどかった。



というわけで、今年は全然読めなかった。
原因はスマホゲームに時間を奪われたせいだと思っていたが、よく考えたらYouTubeの見過ぎだった。
動画を垂れ流しながらゲームをやっている。
ながら読書ができればいいのに。
体調が悪いのも原因だな。
来年は本を買うのをやめて100冊以上ある積読の山を消化することを目標に励みたい。

伊坂幸太郎「SOSの猿」

SOSの猿 (中公文庫)
SOSの猿 (中公文庫)
posted with amazlet at 16.11.14
伊坂 幸太郎
中央公論新社 (2012-11-22)
売り上げランキング: 125,837

内容(「BOOK」データベースより)

三百億円の損害を出した株の誤発注事件を調べる男と、ひきこもりを悪魔秡いで治そうとする男。奮闘する二人の男のあいだを孫悟空が自在に飛び回り、問いを投げかける。「本当に悪いのは誰?」はてさて、答えを知るのは猿か悪魔か?そもそも答えは存在するの?面白くて考えさせられる、伊坂エンターテインメントの集大成。


少しずつ読み進めて読了に2ヶ月以上を要した。
そのせいで記憶が薄れてしまい、ある仕掛けが不発に終わった。
一気読みしていたら気持ちよく騙されていたかもしれないと思うと残念だ。
物語の筋は至って単純だが、孫悟空の存在が謎で、またしても結局何の話だったのかよくわからなかった。

伊坂幸太郎「バイバイ、ブラックバード」

バイバイ、ブラックバード (双葉文庫)
伊坂 幸太郎
双葉社 (2013-03-14)
売り上げランキング: 67,753

内容(「BOOK」データベースより)

星野一彦の最後の願いは何者かに“あのバス”で連れていかれる前に、五人の恋人たちに別れを告げること。そんな彼の見張り役は「常識」「愛想」「悩み」「色気」「上品」―これらの単語を黒く塗り潰したマイ辞書を持つ粗暴な大女、繭美。なんとも不思議な数週間を描く、おかしみに彩られた「グッド・バイ」ストーリー。特別収録:伊坂幸太郎ロングインタビュー。


読みやすくて普通に面白かった。
特に女優の話が良かった。
ただ最後まで何の話なのかよくわからないまま終わった。

高村薫「レディ・ジョーカー」

レディ・ジョーカー〈上〉 (新潮文庫)
高村 薫
新潮社
売り上げランキング: 31,533

内容紹介

空虚な日常、目を凝らせど見えぬ未来。五人の男は競馬場へと吹き寄せられた。未曾有の犯罪の前奏曲が響く――。その夜、合田警部補は日之出ビール社長・城山の誘拐を知る。彼の一報により、警視庁という名の冷たい機械が動き始めた。事件に昏い興奮を覚えた新聞記者たち。巨大企業は闇に浸食されているのだ。ジャンルを超え屹立する、唯一無二の長篇小説。毎日出版文化賞受賞作。


長い。
よくわからない。
序盤からいろんな物事が結びつくのがなんだか気持ち悪かった。
俯瞰すれば必然なのだが、作為的なのが気に入らなかったのかもしれない。
冒頭の何のことだかよくわからない手紙がきっかけになって、競馬仲間による企業恐喝に結びつくのだが、そこから先がよくわからない。
憂さ晴らし的なクライムストーリーなのかと思いきや、被害者視点での企業小説みたいになったり、刑事や新聞記者が狂言回しを務めるネタバレ済みのミステリになったりして、なんのこっちゃよくわからないが、人間ドラマという一言でまとめられる気もする。
それでもよくわからないことに変わりはなく、結局、よくわからない。
こういう小説にこそ解説がほしいのに、それがない。
適当に検索してみたら、「凄い」という感想文はたくさん出てくるのに、どれもピンと来ないし、やっぱりよくわからない。
映画とTVドラマになっているらしい。
暇になったら見てもいいかな。
この分厚い本をどうまとめているのか気になる。
レディ・ジョーカー [DVD]
日活 (2005-06-21)
売り上げランキング: 79,984

レディ・ジョーカー ブルーレイBOX [Blu-ray]
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン (2013-11-02)
売り上げランキング: 48,817

筒井康隆「ダンシング・ヴァニティ」

ダンシング・ヴァニティ (新潮文庫)
筒井 康隆
新潮社
売り上げランキング: 290,931

内容(「BOOK」データベースより)

美術評論家のおれが住む家のまわりでは喧嘩がたえまなく繰り返され、老いた母と妻、娘たちを騒ぎから守ろうとおれは繰り返し対応に四苦八苦。そこに死んだはずの父親や息子が繰り返し訪ねてきて…。コピー&ペーストによって執拗に反復され、奇妙に捩れていく記述が奏でるのは錯乱の世界か、文学のダンスか?巨匠が切り開いた恐るべき技法の頂点にして、前人未到の文学世界。


一応ループものなのかな。
文章が途切れないのでたまに置いて行かれた。
これは他の筒井作品でもたまにあることだ。
悪夢っぽいが、超常現象さえなければコピペは日常そのものであるような気もする。
現実での年寄り同士の会話など、この小説そのものだ。
顔を合わせるたびに同じことを話している。
酔っぱらいの話も同様で、いつも同じ話しかしない。
一言一句同じではないという点が肝か。
そんな中でも物語は展開していくので、やはりループものなのだろう。
最後の最後まで主人公が既視感を覚えた描写がないのが気になる。
実験小説ということはわかるが、結局のところよくわからない。

多島斗志之「症例A」

症例A (角川文庫)
症例A (角川文庫)
posted with amazlet at 16.04.24
多島 斗志之
角川書店
売り上げランキング: 302,352

商品説明

多島斗志之は1作ごとにまったく違う世界を見せてくれる。本作の直近に発表された作品に限っても、「海賊モア船長の遍歴」で波乱万丈の海洋冒険ロマン、「仏蘭西シネマ」では往年の名画にまつわる数奇な物語と、つねに新しい題材に取り組んでいる。

そして本作のテーマは「心の障害」である。精神科医の榊は、病院の問題児である少女・亜左美を担当するが、前任者の下した診断に疑問を抱きはじめる。彼は臨床心理士の由起と力を合わせ、亜左美の病根をつきとめようとする。

きわめてタイムリーな素材に思えるが、7年前から構想を練り、多くの時間を費して文献を読み込んでいたという。その間にさまざまな映画や小説で扱われた多重人格(解離性同一性障害)が、ここでも重要なテーマの1つとなっている。

しかし、本作はあまたのサイコ・ホラーとはっきり異なっている。センセーショナルな描写や筋立ては極力排され、精神疾患という「異世界」で苦しむ患者たち、彼らを助けようとする医師たちの姿が共感をもって描き出される。その姿勢がケレン味のなさとしてあらわれる部分もあるが、サイド・ストーリーとして重要文化財の贋作疑惑を配するなど、巧みな展開で補っている。読後、多くの人が、心の障害は決して特別なものでないと気づくだろう。いわゆる「普通人」と「患者」との間にある垣根の低さに慄然とするかもしれない。そう感じられるのも、全編に充ちた誠実な眼差しがあればこそである。(大滝浩太郎)


導入部は非常に魅力的。
精神病院と博物館の贋作疑惑がどう結びつくのか続きが気になった。
しかしながら、結果としてタイトルが示す通り、精神病院での話が主題だったようで、当初期待していたようなわくわく感は不発に終わった。
境界例の話はハンターハンターを思い出した。

HUNTER X HUNTER32 (ジャンプコミックス)
冨樫 義博
集英社 (2012-12-28)
売り上げランキング: 7,703

2015年に読んだ本ランキング

今年はずっとスマホをいじっていて全然読めなかったけど、一応ランキングを残しておく。


1.大山誠一郎「アルファベット・パズラーズ」
アルファベット・パズラーズ (創元推理文庫)
大山 誠一郎
東京創元社
売り上げランキング: 228,328

久しぶりに本格ミステリを読んだ気がした。


2.渡航「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」

アニメ2期に合わせて読んでみたが、期待以上だった。


3.佐島勤「魔法科高校の劣等生」
魔法科高校の劣等生 (18) 師族会議編 (中) (電撃文庫)
佐島勤
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス (2015-11-10)
売り上げランキング: 566

追憶編と来訪者編だけでもいいからアニメ化を切に願う。


4.川上稔「境界線上のホライゾンⅧ」
GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン (8)上 (電撃文庫)
川上稔
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス (2015-02-10)
売り上げランキング: 53,159

そろそろ物語も佳境か。最後まで追いかけるぞ。その前に終わりのクロニクルが積まれているので早いうちに消化したい。


5.森見登美彦「宵山万華鏡」
宵山万華鏡 (集英社文庫)
森見 登美彦
集英社 (2012-06-26)
売り上げランキング: 15,474

普通に面白かった。森見作品もかなり溜まってるんだよなあ。


6.西尾維新「愚物語」
愚物語 (講談社BOX)
愚物語 (講談社BOX)
posted with amazlet at 15.12.27
西尾 維新 VOFAN
講談社
売り上げランキング: 403

続くのは嬉しいけど、この先どうするつもりなんだろう?


7.服部まゆみ「この闇と光」
この闇と光 (角川文庫)
服部 まゆみ
KADOKAWA/角川書店 (2014-11-21)
売り上げランキング: 24,270

びっくり箱がびっくり箱であることを知った上で驚くことは難しい。


8.深水黎一郎「人間の尊厳と八〇〇メートル」
人間の尊厳と八〇〇メートル (創元推理文庫)
深水 黎一郎
東京創元社
売り上げランキング: 670,615

これで十分なはずなんだけど、どうしても物足りない。この末期症状はどうしようもなさそうだ。


9.籘真千歳「スワロウテイル 人工少女販売処」
スワロウテイル人工少女販売処 (ハヤカワ文庫JA)
籘真 千歳
早川書房
売り上げランキング: 226,112

もう少し読みやすければなあ。


10.西尾維新「アナザーホリック ランドルト環エアロゾル」
xxxHOLiC アナザーホリック ランドルト環エアロゾル (講談社文庫)
西尾 維新
講談社 (2013-01-16)
売り上げランキング: 326,333

アニメの記憶が蘇って懐かしかった。


11.西尾維新「掟上今日子の備忘録」
掟上今日子の備忘録
掟上今日子の備忘録
posted with amazlet at 15.12.27
西尾 維新
講談社
売り上げランキング: 387

ドラマも結局見てないし、続編も積んだまま。


12.籘真千歳「スワロウテイル 幼形成熟の終わり」
スワロウテイル/幼形成熟の終わり (ハヤカワ文庫JA)
籘真 千歳
早川書房
売り上げランキング: 246,676

読みにくさが増した気がする。


13.アイザック・アシモフ「黒後家蜘蛛の会2」
黒後家蜘蛛の会 2 (創元推理文庫 167-2)
アイザック・アシモフ
東京創元社
売り上げランキング: 208,916

翻訳文は本当に苦手だ。


パズドラとモンストと最近はFate/GOに時間を奪われて本を読む暇がない。
艦これと白猫はログインすらしなくなった。
とにかく時間がない。
しばらく本を買うのをやめて、来年は積読の山を消化することを目標にしよう。
100冊以上……。ムリダナ。
古本屋に行くとそんなに読みたいわけではないのにちょっと面白そうという理由で買ってしまい結局読まずに積んだまま。
そうして買った本が期待を上回った例はないのにやめられない。
学習能力はどこへ行った?

森見登美彦「宵山万華鏡」

宵山万華鏡 (集英社文庫)
森見 登美彦
集英社 (2012-06-26)
売り上げランキング: 42,824

内容(「BOOK」データベースより)

一風変わった友人と祇園祭に出かけた「俺」は“宵山法度違反”を犯し、屈強な男たちに捕らわれてしまう。次々と現れる異形の者たちが崇める「宵山様」とは?(「宵山金魚」)目が覚めると、また宵山の朝。男はこの繰り返しから抜け出せるのか?(「宵山迷路」)祇園祭宵山の一日を舞台に不思議な事件が交錯する。幻想と現実が入り乱れる森見ワールドの真骨頂、万華鏡のように多彩な連作短篇集。


「宵山姉妹」よくあるホラーだった。浴衣の少女たちが宵山様ってこと? 妹の将来が不安になった。伏線らしき描写が見受けられたので何かがあるかもしれない。
「宵山金魚」この短編集の構成により、落ちの意外性が高まり、さらに話としての収まりが良くなっている。
「宵山劇場」前話の舞台裏でバカバカしくもさわやかなラブストーリーが進行していた。
「宵山回廊」今度はホラー。
「宵山迷宮」ある意味解決編。
「宵山万華鏡」そして冒頭へ。真・宵山と偽・宵山の類似に笑った。
様々な要素が有機的に絡み合うのは現実としてはあたりまえのことなのだが、こういう風にやられると気持ちの良いものだ。

西尾維新「アナザーホリック ランドルト環エアロゾル」


「アウターホリック」これはアニメで見たのを覚えている。天邪鬼の扱い方。
「アンダーホリック」怪異のある世界だから成立するミステリ。合理的に考えれば答えは自明で謎は謎たり得ない。
「アフターホリック」これは西尾維新だな。作者が伏せられていてもわかるだろう。ある意味でありふれた認識論に一捻り加えてなかなかナンセンスな仕上がりになっている。
タイトルは「ア○○ーホリック」縛り。
「ランドルト環エアロゾル」ってなんだ?
ランドルト環は視力検査のやつ。エアロゾルは平たくいえば煙。
なんとなく第3話っぽい感じはするが、よくわからない。

2014年に読んだ本ランキング

今年もランキングをつけておく。

1.伊藤計劃・円城塔「屍者の帝国」
屍者の帝国 (河出文庫)
伊藤 計劃 円城 塔
河出書房新社
売り上げランキング: 2,207
期待以上だった。難解なのは円城成分だな。

2.野崎まど「2」
2 (メディアワークス文庫)
野崎 まど
アスキーメディアワークス (2012-08-25)
売り上げランキング: 121,979
「【映】アムリタ」から始まったメディアワークス文庫のシリーズの総決算。伏線を拾った上で、処女作の完全版をつくり上げるという超絶技巧。

3.野崎まど「know」
know (ハヤカワ文庫JA)
know (ハヤカワ文庫JA)
posted with amazlet at 14.12.31
野崎 まど
早川書房
売り上げランキング: 53,169
SF色が強いが、野崎まどの味が濃厚。

4.川上稔「境界線上のホライゾンⅦ」
GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン (7)上 (電撃文庫)
川上 稔
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス (2014-02-08)
売り上げランキング: 41,751
まだまだ終わりが見えてこない。ネタは巻数を重ねるごとに増えていくので、面白さは尻上がりなのだが、もっと早く展開して欲しい気もする。

5.西尾維新「終物語(下)」
終物語 (下) (講談社BOX)
西尾 維新 VOFAN
講談社
売り上げランキング: 1,498
一応きれいに終わった。が、未回収の伏線が多々ある。

6.森博嗣「ムカシ×ムカシ」
ムカシ×ムカシ (講談社ノベルス)
森 博嗣
講談社
売り上げランキング: 19,096
雰囲気が本格っぽくて懐かしい感じがした。

7.森博嗣「サイタ×サイタ」
サイタ×サイタ (講談社ノベルス)
森 博嗣
講談社
売り上げランキング: 8,608
今度はトリッキー。トリッキー過ぎてよくわからなかった。

8.麻耶雄嵩「メルカトルかく語りき」
メルカトルかく語りき (講談社文庫)
麻耶 雄嵩
講談社 (2014-05-15)
売り上げランキング: 158,805
攻めてるなあ。この方向はどん詰まりのような気がするが、可能性はまだまだ残されている。

9.プリーストリー「夜の来訪者」
夜の来訪者 (岩波文庫 赤294-1)
プリーストリー
岩波書店
売り上げランキング: 72,218
名作らしい名作。非常に洗練されている。

10.三津田信三「水魑の如き沈むもの」
水魑の如き沈むもの (講談社文庫)
三津田 信三
講談社 (2013-05-15)
売り上げランキング: 156,736
期待通りだと物足りない感じがする。

11.西尾維新「終物語(中)」
終物語 中 (講談社BOX)
終物語 中 (講談社BOX)
posted with amazlet at 14.12.31
西尾 維新
講談社
売り上げランキング: 2,083
衝撃的な結末。

12.乾くるみ「スリープ」
スリープ (ハルキ文庫)
乾 くるみ
角川春樹事務所 (2012-05-15)
売り上げランキング: 50,577
「イニシエーション・ラブ」ほどではないものの、これで十分。

13.西尾維新「続・終物語」
続・終物語 (講談社BOX)
西尾 維新 VOFAN
講談社
売り上げランキング: 637
案の定、続く。ファイナルの次がネクストとはどういうことか?

14.三津田信三「凶鳥の如き忌むもの」
凶鳥の如き忌むもの (講談社文庫)
三津田 信三
講談社 (2012-10-16)
売り上げランキング: 225,709
実はシリーズ初期の作品だからか、粗が目立った。面白いからいいけど。

15.東川篤哉「もう誘拐なんてしない」
もう誘拐なんてしない (文春文庫)
東川 篤哉
文藝春秋 (2010-07-09)
売り上げランキング: 146,479
エンタメとしてのミステリはこのくらいのバランスがちょうどいい。

16.野崎まど「なにかのご縁 ゆかりくん、白いうさぎと縁を見る」
なにかのご縁―ゆかりくん、白いうさぎと縁を見る (メディアワークス文庫)
野崎 まど
アスキーメディアワークス (2013-04-25)
売り上げランキング: 120,959
期待していたのとは違ったが、これはこれで面白い。

17.西澤保彦「身代わり」
身代わり (幻冬舎文庫)
西澤 保彦
幻冬舎 (2012-10-10)
売り上げランキング: 255,469
「依存」後のリハビリ。なんだかすっきりしない。

18.桜坂洋「ALL You Need Is Kill」
All You Need Is Kill (集英社スーパーダッシュ文庫)
桜坂 洋
集英社
売り上げランキング: 10,134
昔のループものとして見れば興味深い。

19.三津田信三「七人の鬼ごっこ」
七人の鬼ごっこ (光文社文庫)
三津田 信三
光文社 (2013-09-10)
売り上げランキング: 410,444
ホラーミステリ。面白いが長い。

20.連城三紀彦「造花の蜜」
造花の蜜〈上〉 (ハルキ文庫)
連城 三紀彦
角川春樹事務所
売り上げランキング: 117,687
まさしく超絶技巧。

21.城平京「虚構推理」
虚構推理 鋼人七瀬 (講談社ノベルス)
城平 京
講談社
売り上げランキング: 41,415
こういう因果の逆転は論理に重きを置く本格ミステリと相性がいいが、ファンタジー設定を使わなくてもできる気がする。法廷ミステリとか。

22.倉阪鬼一郎「新世界崩壊」
新世界崩壊 (講談社ノベルス)
倉阪 鬼一郎
講談社
売り上げランキング: 732,147
バカミスはいいね。著者の術中に嵌まれば尚更。

23.道尾秀介「龍神の雨」
龍神の雨 (新潮文庫)
龍神の雨 (新潮文庫)
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道尾 秀介
新潮社 (2012-01-28)
売り上げランキング: 107,809
こっちの路線は期待してないんだよなあ。

24.連城三紀彦「白光」
白光 (光文社文庫)
白光 (光文社文庫)
posted with amazlet at 14.12.31
連城 三紀彦
光文社
売り上げランキング: 80,544
連城版毒チョコ?

25.野崎まど「独創短編シリーズ 野崎まど劇場」
独創短編シリーズ 野﨑まど劇場 (電撃文庫)
野崎まど
アスキー・メディアワークス (2012-11-09)
売り上げランキング: 38,808
もっと攻めてもいいと思う。レーベル的にここが限界か。

26.藤岡真「ゲッベルスの贈り物」
ゲッベルスの贈り物 (創元推理文庫)
藤岡 真
東京創元社
売り上げランキング: 940,564
バカミスなのかなあ。ちょっと刺激が足りない。

27.北森鴻「メビウス・レター」
メビウス・レター (講談社文庫)
北森 鴻
講談社
売り上げランキング: 560,530
これだけいろいろ仕掛けても、なぜかやられた感に乏しい。難しいものだ。

28.法月綸太郎「パズル崩壊」
パズル崩壊―WHODUNIT SURVIVAL 1992‐95 (集英社文庫)
法月 綸太郎
集英社
売り上げランキング: 509,766
本格パズラーは短編と相性がいい。

29.連城三紀彦「変調二人羽織」
変調二人羽織 (光文社文庫)
連城 三紀彦
光文社
売り上げランキング: 66,160
読みづらささえなんとかなれば。

30.大槻ケンヂ「くるぐる使い」
くるぐる使い (角川文庫)
大槻 ケンヂ
角川書店
売り上げランキング: 318,171
世紀末なんだろうな。

31.西尾維新「ニンギョウがニンギョウ」
ニンギョウがニンギョウ (講談社ノベルス)
西尾 維新
講談社
売り上げランキング: 176,358
わからん。

32.J・G・バラード「殺す」
殺す (創元SF文庫)
殺す (創元SF文庫)
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J・G・バラード
東京創元社
売り上げランキング: 497,960
ミステリとして読んだら微妙だが、風刺、あるいは寓話としてなら、理解できる。

33.石田衣良「PRIDE-プライド 池袋ウエストゲートパークⅩ」
PRIDE プライド―池袋ウエストゲートパーク〈10〉 (文春文庫)
石田 衣良
文藝春秋 (2012-09-04)
売り上げランキング: 20,217
このシリーズはもういいな。



今年は33作読んだ。夏以降失速した。原因はソシャゲとアニメかな。しばらくペースは上がりそうにない。100冊近く未読本が積み上がっているので消化していかなければならないが、きついな。

西尾維新「ニンギョウがニンギョウ」

ニンギョウがニンギョウ (講談社ノベルス)
西尾 維新
講談社
売り上げランキング: 126,081

内容(「BOOK」データベースより)
映画を見に行くことになったのは妹が死んでしまったからだ。私は平素より視覚情報に関しては淡白を貫く主義なので、映画を見るのは実に五年振りのこととなり、妹が死んだのも、矢張り五年振りだった。回数を勘定すれば、共にこれが四回目である。映画を見るのは妹が死んだときだけと決めているのではなく、逆であり、妹が死んだからこそ、映画を見るのだ。そうはいってもしかしこうしょっちゅう死なれては私としても敵わない。日頃大きな口を叩いている友人達に合わせる顔がないというものだ。私には合計で二十三人の妹があるけれど、死ぬのはいつも、十七番目の妹だった。


これを想像力というのならそうなのだろう。
常識から離れて、異世界の論理を構築し、その上で物語を展開する。
頭がどうにかなりそうだ。
なので面白くはない。
だが、西尾維新ファンとしては読む価値は十分にあった。

どうでもいいけど、印刷が中央に寄ってるのはミスなのか?
これ↓を思い出した。

見開き

大槻ケンヂ「くるぐる使い」

くるぐる使い (角川文庫)
大槻 ケンヂ
角川書店
売り上げランキング: 327,970

内容(「BOOK」データベースより)
妹の麗美子が二人暮らしの兄の時夫に、宇宙人にさらわれたとある日突然主張する「キラキラと輝くもの」。神がかり的な“力”を持ったがために大道芸をやらされていた少女の哀しい恋物語「くるぐる使い」。少女に憑いた霊とエクソシストとの戦いを通して、憑依現象は現実逃避の妄想だとする「憑かれたな」。―青春の残酷と、非日常の彼方に見える現代のリアルを描く傑作短編集。


「キラキラと輝くもの」アブダクションについての常識的解説。
「くるぐる使い」星雲賞ってよくわからないな。SF要素あったか? オカルトに光を当てることがSFということか。
「憑かれたな」コントかな。
「春陽綺談」ハルヒのパノラマ島。ミステリっぽくて面白い。
「のの子の復讐ジグジグ」陰鬱な話なのに謎の爽快感がある。復讐譚だからか? これも星雲賞だが、やはり私のSFに対するイメージとはかなりのギャップがある。

最近山本直樹作品を読み返しているからか、作品集全体を通じて類似点が目についた。時代性かな。世紀末のサブカル。

石田衣良「PRIDE-プライド 池袋ウエストゲートパークⅩ」

PRIDE プライド―池袋ウエストゲートパーク〈10〉 (文春文庫)
石田 衣良
文藝春秋 (2012-09-04)
売り上げランキング: 9,763

この前本屋で11を見かけて、10を読んでなかったのを思い出して積読の山から探して早速読んだ。2年近く寝かしてたらしい。
「データBOXの蜘蛛」テンプレ。
「鬼子母神ランダウン」イイハナシダナー。
「北口アイドル・アンダーグラウンド」今度はできるオタク。
「PRIDE-プライド」キングの好みがブレてる。
これにて第1部完らしい。
ネタは日々供給され続けているからいくらでも続きは行けそうな気がする。
でも、個人的にはもうこれでおしまいでもいいかな。
読んでいて時系列が気になった。
これまで大体1年に1冊で作中時間も同じように経過しているものと思っていたけど、それでは説明がつかない描写が幾つもあった。
単に規則から外れただけか、あるいはまさかのサザエさん時空に突入したか。

プリーストリー「夜の来訪者」

夜の来訪者 (岩波文庫)
プリーストリー
岩波書店
売り上げランキング: 303,704

内容(「BOOK」データベースより)
息もつかせぬ展開と最後に用意された大どんでん返し―何度も上演され、映画化された、イギリスの劇作家プリーストリー(1894‐1984)の代表作。舞台は裕福な実業家の家庭、娘の婚約を祝う一家団欒の夜に警部を名乗る男が訪れて、ある貧しい若い女性が自殺したことを告げ、全員がそのことに深く関わっていることを暴いてゆく…。


戯曲。
ミステリ的に傑作だという話を聞いたのはもう何年も前、まだ学生だった頃のことだ。
それから長い時を経て、いつものようにブックオフの105円棚で見つけて買ったのはいいが、長いこと放置されていた本書をついに読んだ。
確かに傑作だった。
期待していたミステリではなかったが、ミステリーではあった。
いや、しかし終盤のどんでん返しは紛うことなき本格ミステリだったな。
とにかく台詞が洗練されていて無駄がないので非常に読みやすい。
訳が新しいからか翻訳物特有の言葉遣いも少ない。

J・G・バラード「殺す」

殺す (創元SF文庫)
殺す (創元SF文庫)
posted with amazlet at 14.02.03
J・G・バラード
東京創元社
売り上げランキング: 167,901

内容(「BOOK」データベースより)
6月の土曜日の朝、ロンドンの超高級住宅地で住人32人が惨殺された。高い塀と監視カメラに守られた住宅地で、殺されたのはすべて大人。そして13人の子どもたちは何の手がかりも残さず、全員どこかへ消えていた。誘拐されたのか?犯人はどこに?2ヵ月後、内務省に事件の分析を命じられたドクター・グレヴィルは現場を訪れるうちにある結論に到達する。鬼才が描く現代の寓話。


妙にノンフィクションぽいミステリだった。
しかし肝はそうじゃないんだろうな。
本来の意味とは違うが、字面そのままアンファンテリブルで、SF、ホラー、もしくは純文学。
なのでフーダニットとしてはダメ、ホワイダニット的には陳腐、ホワットダニットあるいはハウダニットとしては悪くない。
たぶん中途半端なのだ。
このネタなら、とにかく短い短編にするか、犯人側を執拗に描いた長編にするかしたほうが面白いと思う。
当時はこれが先進的だったのかな。

2013年に読んだ本ランキング

1.森博嗣「キウイγは時計仕掛け」
2.筒井康隆「愛のひだりがわ」
3.麻耶雄嵩「貴族探偵」
4.西尾維新「終物語(上)」
5.川上稔「境界線上のホライゾンⅣ」
6.川上稔「境界線上のホライゾンⅢ」
7.野崎まど「パーフェクトフレンド」
8.伊坂幸太郎「モダンタイムス」
9.うえお久光「紫色のクオリア」
10.歌野晶午「死体を買う男」
11.野崎まど「死なない生徒殺人事件~識別組子とさまよえる不死~」
12.川上稔「境界線上のホライゾンⅡ」
13.野崎まど「小説家の作り方」
14.川上稔「境界線上のホライゾンⅥ」
15.川上稔「境界線上のホライゾンⅤ」
16.倉阪鬼一郎「四神金赤館銀青館不可能殺人」
17.倉阪鬼一郎「三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人」
18.森博嗣「トーマの心臓」
19.筒井康隆「ビアンカ・オーバースタディ」
20.西尾維新「暦物語」
21.米澤穂信「折れた竜骨」
22.東野圭吾「どちらかが彼女を殺した」
23.東野圭吾「私が彼を殺した」
24.深水黎一郎「ウルチモ・トルッコ 犯人はあなただ!」
25.米澤穂信「追想五断章」
26.東野圭吾「真夏の方程式」
27.麻耶雄嵩「隻眼の少女」
28.久住四季「鷲見ヶ原うぐいすの論証」
29.久住四季「七花、時跳び!」
30.林泰広「見えない精霊」
31.歌野晶午「密室殺人ゲーム・マニアックス」
32.小林泰三「大きな森の小さな密室」
33.道尾秀介「花と流れ星」
34.米倉あきら「インテリぶる推理少女とハメたいせんせい In terrible silly show, Jawed at hermitlike SENSEI」
35.東野圭吾「放課後」
36.久住四季「ミステリクロノⅡ」
37.久住四季「ミステリクロノ」
38.久住四季「ミステリクロノⅢ」
39.小川一水「青い星まで飛んでいけ」
40.伊坂幸太郎「あるキング」
41.藤岡真「六式金神殺人事件」
42.山本弘「シュレディンガーのチョコパフェ」
43.綾辻行人「眼球綺譚」
44.芦辺拓「真説ルパン対ホームズ」
45.柳広司「吾輩はシャーロック・ホームズである」
46.二階堂黎人「吸血の家」
47.二階堂黎人「悪霊の館」
48.汀こるもの「パラダイス・クローズド」
49.円城塔「後藤さんのこと」
50.G・ガルシア=マルケス「予告された殺人の記録」
51.飴村行「粘膜人間」
52.折原一「遭難者」
53.倉阪鬼一郎「迷宮Labyrinth」
54.中村九郎「ロクメンダイス、」
55.奥泉光「ノヴァーリスの引用」

ということでまとめ。
昨年はゲームばっかりやってたにしてはよく読めた。
今年はとりあえず溜まっている分を消化することを目標にする。

飴村行「粘膜人間」

粘膜人間 (角川ホラー文庫)
飴村 行
角川グループパブリッシング
売り上げランキング: 25,222

内容(「BOOK」データベースより)
「弟を殺そう」―身長195cm、体重105kgという異形な巨体を持つ小学生の雷太。その暴力に脅える長兄の利一と次兄の祐太は、弟の殺害を計画した。だが圧倒的な体力差に為すすべもない二人は、父親までも蹂躙されるにいたり、村のはずれに棲むある男たちに依頼することにした。グロテスクな容貌を持つ彼らは何者なのか?そして待ち受ける凄絶な運命とは…。第15回日本ホラー小説大賞長編賞を受賞した衝撃の問題作。


不条理でグロテスクなスプラッターなのだから疑いの余地なくホラーなのだろう。
しかしよくわからなかった。
全三章で構成されていて、各章に限定すれば物語として読めるのだが、それぞれを並べた時にどういう意味を持つのかさっぱりなのだ。
いや、事態の推移については理解できる。むしろ単純すぎるくらいだ。
ところが、そこに意味を見出せない。意図と言い換えたほうが適切かもしれない。
読了後の一言は「それで?」だ。
こういうものなのか、それともこちらが見落としているのか。
うーん……。
文章はわざとなのだろうが、読んでいてかなり気になった。これだけ徹底していると技巧的とさえ言えるのではないか。
そうそう、わからないと言えばそもそもタイトルがわからない。

G・ガルシア=マルケス「予告された殺人の記録」

予告された殺人の記録 (新潮文庫)
G. ガルシア=マルケス
新潮社
売り上げランキング: 74,277

内容紹介
町をあげての婚礼騒ぎの翌朝、充分すぎる犯行予告にもかかわらず、なぜ彼は滅多切りにされねばならなかったのか? 閉鎖的な田舎町でほぼ三十年前に起きた、幻想とも見紛う殺人事件。凝縮されたその時空間に、差別や妬み、憎悪といった民衆感情、崩壊寸前の共同体のメカニズムを複眼的に捉えつつ、モザイクの如く入り組んだ過去の重層を、哀しみと滑稽、郷愁をこめて録す、熟成の中篇。


表紙に示されている原題を見ると明らかなのだが、邦題だと「予告された」がどちらに係っているのかわかりにくい。というのも私は「殺人の記録」が「予告された」のだと思い込んでいて、そのようなややこしいプロットを思い浮かべていたので肩透かしを食らった。内容はといえば、至って普通のミステリっぽくもあり、話が行ったり来たりしてややこしさを感じるものの、読みながら受ける印象とは対照的に振り返ると異様にすっきりしていて、物語の筋についての疑問はない。この辺りが小説の技術なのだろうな。しかし解釈を試みると難解だ。これはもう諦めよう。ところで、「本格ミステリクロニクル300」の中で、同じタイトルのミステリが紹介されていた。内容に興味を惹かれたのだが、手に入れるのが面倒そうなので試しにググってみたらネタバレを見つけて、読まなくてよかったと思ったのを思い出した。

予告された殺人の記録 (講談社ノベルス)
高原 伸安
講談社
売り上げランキング: 1,053,554

内容(「BOOK」データベースより)
ダイイングメッセージは華麗なカトレアの花…。ロサンジェルスの高級住宅街で起こった殺人事件は、密室で自殺した男の犯行なのか。物言わぬ花はいったい何を告げるのか。事件に巻きこまれた“私”推理行は、ありうるべからざる犯人の名前を指し示す。ミステリー最後の放れ業に挑戦した驚天動地の大異色作。

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