谷川流「涼宮ハルヒの消失」

涼宮ハルヒの消失 (角川スニーカー文庫)
谷川 流
角川書店
売り上げランキング: 8735

すごい。評価が高いのにも頷ける。
イントロからいきなり消失。
制限時間内に鍵を見つけなければ元に戻ることができないというサスペンス。
誰の仕業なのかという謎。その他もろもろ。
そしてアドベンチャーゲーム的展開。
いろんな伏線が効いている。
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谷川流「涼宮ハルヒの退屈」

涼宮ハルヒの退屈 (角川スニーカー文庫)
谷川 流
角川書店
売り上げランキング: 4976

まあ、「笹の葉ラプソディー」だけでも十分な価値がある。
ちょうどいいのでアニメと比べてみた。ほとんど同じ。

アイザック・アシモフ「黒後家蜘蛛の会1」

黒後家蜘蛛の会 1 (創元推理文庫 167-1)
アイザック・アシモフ
東京創元社
売り上げランキング: 13000

なかなか面白かった。
小ネタがたくさん。
登場人物はそれなりに個性的な面々だが、ヘンリー以外最後まで覚えられなかった。
それにしても第1巻にしてこのマンネリ感。大丈夫だろうか。

加納朋子「ななつのこ」

ななつのこ (創元推理文庫)
加納 朋子
東京創元社
売り上げランキング: 61003

大オチは予想の範囲内。
作中作がかなり面白かった。

蘇部健一「六とん2」

六とん2 (講談社文庫)
六とん2 (講談社文庫)
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蘇部 健一
講談社
売り上げランキング: 474874

このバカさ加減はさすがにすごい。
ボーナストラックには笑った。何が純愛だ。
この作者はタイムトラベルものが得意らしい。

山田正紀「イノセンス」

イノセンス After The Long Goodbye (デュアル文庫)
山田 正紀
徳間書店
売り上げランキング: 247445

バトーが主人公の青春小説。
徹頭徹尾センチメンタル。
パートナーが去り、愛犬まで逃げた。
ああ、無情。
ていうか細かい設定の描写は必要だったか?
リーダビリティを下げているだけのような。

筒井康隆「佇む人」

佇むひと―リリカル短篇集 (角川文庫)
筒井 康隆
角川書店
売り上げランキング: 119302

リリカルというのは確かにわかる気がする。
今まで読んだ筒井作品の中では異質な話ばかり。
こういうのもあるんだ。

筒井康隆「出世の首」

出世の首―ヴァーチャル短篇集 (角川文庫)
筒井 康隆
角川書店
売り上げランキング: 520501

バーチャルというのは妄想という意味らしい。
そこそこ。

霞流一「首断ち六地蔵」

首断ち六地蔵 (光文社文庫)
霞 流一
光文社
売り上げランキング: 697843

まさに超絶技巧。
見立てに作中作に多重解決にどんでん返しに後期クイーン問題等々。
詰め込みすぎの感はある。
ひとつ納得できないのは、文体はやわらかいし、言葉も平易なのにもかかわらず、なぜか読みにくいことだ。

クリストファー・プリースト「奇術師」

〈プラチナファンタジイ〉 奇術師 (ハヤカワ文庫 FT)
クリストファー・プリースト
早川書房
売り上げランキング: 95165

面白いが長い。
序盤はミステリー、中盤からはファンタジーかホラーかと思わせておいてまさかのSFに転換、そしてさらにファンタジー・ホラーめいたオチ。
しかし、この仕掛けだと金貨を複製するというのがいまいちピンと来ない。
質量保存の法則は適用されているのではないだろうか。
だとしたら金貨は複製できないはず。
まあ、どうでもいいけれど。

藤咲淳一「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 虚夢回路」

攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 虚夢回路 (徳間デュアル文庫)
藤咲 淳一
徳間書店
売り上げランキング: 180047

非常に面白かった。
三年間にわたって続発する少年によるテロ事件、「目覚ましテロ」。
訪日する中東の英雄。
公安九課はこれらの事件に関わり、つながりを見つけるが……。
演出が映画的。
最後のひねりなど、安易だが、ハリウッド映画でよくあるパターンだ。
これをこのまま実写化すればいいのではないか?
SACのほうが現代的でスタイリッシュで、人形使い事件よりはわかりやすいし、ある意味ではセンチメンタルだ。
大衆に受けるだろう。
それにしてもなぜ楽に読めたのだろう?
そろそろ知識がついてきたのか、それともこの世界観にどっぷり嵌まってしまって錯覚しているだけなのだろうか。

小泉喜美子「弁護側の証人」

弁護側の証人 (集英社文庫)
小泉 喜美子
集英社
売り上げランキング: 139361

見事にやられた。
序章から裁判後の「わたし」の一人称パートと事件の顛末が神の視点から描かれたパートが交互に綴られる。
十一章の冒頭で一度思考が停止した。
その意味を理解すると同時に勘違いに気づき世界はまさしく反転する。
序章を読み返してみると実に見事だ。
ここで先入観を植え付けられたのである。
とにかくすごいのは描写に矛盾もなければ違和感もないことだ。
事件そのものは地味だし不可能趣味はないし共犯だしで、これだけだとくそつまらないミステリーである。
ここに控訴審で判決をひっくり返そう企む「わたし」のパートを挟んでカットバック形式にすることで驚きを演出することに成功している。
ああ、叙述トリックであることを知らずに読めていたらなぁ……。

倉知淳「猫丸先輩の推測」

猫丸先輩の推測 (講談社文庫)
倉知 淳
講談社
売り上げランキング: 343290

「夜届く」意外な真相ではあるがアクロバットではない。語り手の先入観を読者に押し付け、真相を隠すというありがちな手法。
「桜の森の七分咲きの下」語り手は謎に気づかない。探偵は登場するやいなや奇人ぶりを発揮し謎を解く。
「失踪当時の肉球は」猫探し。逆転が用意されている。老人は伏線ではなかったのか?
「たわしと真夏とスパイ」伏線。犯人の意外性はこの設定では求められない。
「カラスの動物園」謎も推理も弱い。
「クリスマスの猫丸」簡単。

森博嗣「スカイ・イクリプス」

スカイ・イクリプス―Sky Eclipse (中公文庫)
森 博嗣
中央公論新社
売り上げランキング: 68960

「ジャイロスコープ」ササクラとクサナギの関係。時系列ではいつなのだろう? 情報部の背の高い女性はカイだろう。つまりあれ以前?
「ナイン・ライブス」モナミ? フランス語では私の友達だ。彼はチータか? 飛ぶことの意味。
「ワニング・ムーン」誰の話だ? 死にたい男とただ飛びたい誰か。誰かの視点では主語が消えている。誰かの躰は小さい。キルドレか女性か。男は誰かとの対話の後、死を選んだ。
「スピッツ・ファイア」きっとクサナギとカンナミとフーコだ。固有名詞は不要なのかもしれない。
「ハート・ドレイン」カイとクサナギの出会い。いろんな意味で裏側だ。
「アース・ボーン」そしてフーコ。トキノがいる。カンナミ以後だろうか。ならクサナギは?
「ドール・グローリィ」カンナミ=クサナギ? 彼女は娘?
「スカイ・アッシュ」ハッピーエンド。
整理したいが、記憶が曖昧で情報が不十分だ。もう一度時系列で通読する必要がありそうだ。

古川日出男「ベルカ、吠えないのか?」

ベルカ、吠えないのか? (文春文庫)
古川 日出男
文藝春秋
売り上げランキング: 57291

“想像力の圧縮された爆弾”らしい。
イヌと戦争の話。
物語はふたつのパートからなる。
謎の老人と彼によって人質に取られたヤクザの娘の物語と、1943年の四頭のイヌたちから始まるイヌたちの物語である。
世に言うカットバックという手法だ。
少女が変わり、老人が何者で何をしようとしたのかが明らかになり、そこに至るイヌの歴史が語られる。
ある程度史実に基づいているようだ。
作者の存在が物語の中にあるため、本編とあとがきの文体が同じである。

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