米澤穂信「インシテミル」

インシテミル (文春文庫)
米澤 穂信
文藝春秋
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何より、読みやすい点は高評価。
ミステリとしては私の苦手な論理を追及するタイプで、確かに本格派の読者が好みそうではあった。
作中にもあったが、密室がないのはダメだな。本格で行くなら密室は避けてはならない。トリックにしても、発想の貧困さでは他の追随を許さない私が思いついたのがそのままズバリだったから、あまり質が高いとは言えないだろう。具体的にはガードによる犯行と凶器の偽造である。心理的な推理は個人的に興味がないというか諦めているのでどうでもいい。ということで犯人を指摘するには至らなかったが、この程度かと勝ち誇ったような気分である(負け惜しみ)。
ところで、十億は何に必要だったのだろうか。それと、須和名は何者なのだろうか。あの描写だと、今回の人文科学的実験はお金持ちの娯楽だったということかな。殺人ゲームの観戦、加えて賭博といったところか。次回は須和名が主催し、明鏡島で行われるらしい。シリーズ化もありか。
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