霧舎巧「新本格もどき」

新本格もどき (光文社文庫)
霧舎 巧
光文社
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「三、四、五角館の殺人」ややこしい。その割には論理的でなく感じた。叙述トリック的には面白い、かもしれない。
「二、三の悲劇」見事に作者の仕掛けたレッドヘリングに引っかかってしまった。一の悲劇も二の悲劇も読んでないのでそういう観点からは楽しめなかった。
「人形は密室で推理する」古典的推理小説。トリックがもうね。ところで何か違和感を覚えた。精神疾患+叙述トリックのバリエーションのどれかが仕掛けられていると思う。
「長い、白い家の殺人」タイトルとトリックは無関係。論理をこねくり回すタイプの作品だった。
「雨降り山荘の殺人」日常の謎というけれど、それは注文したサラダを食べずに帰る老婆の謎だけで、ウォッチャーが関わる話については、謎解きのあとも何のことかわからないという惨憺たる結果。だが、まあ、つまらないわけではない。
「13人目の看護師」最初から異世界設定なのは明らかなので、夢オチか作中作しかない。“生者と死者”と方法は違うが同じ企み。しかし面白くはなかった。
「双頭の小悪魔」メイントリックがお粗末過ぎる。その上、辻褄合わせに注力するあまり、読むのが面倒になるくらい複雑になっていた。連作形式というのが残念な方向に働いている。ということで、期待していた大仕掛けがなかったから肩透かしを食らった格好だ。
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