森見登美彦「有頂天家族」

有頂天家族 (幻冬舎文庫)
森見 登美彦
幻冬舎 (2010-08-05)
売り上げランキング: 19398

面白かった。この一言で十分なのだが、というか他に言い表しようがない。天狗と人間と狸が混在する京都に暮らす狸たちの話。現実と地続きの異世界という設定はよくある。伊坂の仙台、舞城の福井、三津田の奈良、などなど。フィクションである限り、厳密に言えば、ファンタジーやSFといった、時空間が日常と大きくかけ離れている世界観以外は全て同じ範疇なのだが、先に挙げた作品は、現実とほんの少しだけ、しかし決定的に異なっているという点が特徴的である。日常と超常が同居しているとでも言おうか。頭を空にして読めば、これほど面白いことはない。相変わらず言葉遣いは難解だが、くどさはあまり感じられず、独特のテンポで語られる物語は読んでいて心地良かった。
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