舞城王太郎「NECK」

NECK (講談社文庫)
NECK (講談社文庫)
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舞城 王太郎
講談社 (2010-07-15)
売り上げランキング: 172122

「a story」ファンタジーとしては案外王道なのかもしれない。特異な文体と狂った論理のせいでそういう印象は薄いが。何気に青春小説でもある。
「the original」オチがひどい。多分に視覚的な叙述トリックまではああ舞城だなといった印象なのだが、その後がとにかくひどく、不条理極まりない。
「the second」完全にホラーなので当然なのかもしれないが、尽く意味がわからない。意外な人物と叙述トリックというミステリっぽいネタは仕込んであったが、意図が見えない。
「the third」メタフィクション!アインシュタインによれば質量とエネルギーは等価らしいので、精神エネルギー的なものを仮定すれば恐怖が実体化するという理屈は頷けなくもない。すると冥王星Oの登場も納得できるし、二次創作という言葉の説得力も凄まじい。けれどどこか物足りないのは、舞城節が押さえられていたからだろう。地の文であの疾走感が味わえないのは残念だ。
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