京極夏彦「塗仏の宴 宴の支度」

文庫版 塗仏の宴 宴の支度 (講談社文庫)
京極 夏彦
講談社
売り上げランキング: 76146

内容(「BOOK」データベースより)
「知りたいですか」。郷土史家を名乗る男は囁く。「知り―たいです」。答えた男女は己を失い、昏き界へと連れ去られた。非常時下、大量殺戮の果てに伊豆山中の集落が消えたとの奇怪な噂。敗戦後、簇出した東洋風の胡乱な集団六つ。十五年を経て宴の支度は整い、京極堂を誘い出す計は成る。シリーズ第六弾。


のっけから衝撃の展開の連続。
個人的には非常に残念なことがあったのだが、ネタバレになるのでやめておく。
「支度」という言葉のとおり、これから、という感じで終わる。
読み終えたときは、こんなに風呂敷を広げて畳めるのかと不安になった。
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京極夏彦「絡新婦の理」

文庫版 絡新婦の理 (講談社文庫)
京極 夏彦
講談社
売り上げランキング: 16741

内容(「BOOK」データベースより)
当然、僕の動きも読み込まれているのだろうな―二つの事件は京極堂をしてかく言わしめた。房総の富豪、織作家創設の女学校に拠る美貌の堕天使と、血塗られた鑿をふるう目潰し魔。連続殺人は八方に張り巡らされた蜘蛛の巣となって刑事・木場らを眩惑し、搦め捕る。中心に陣取るのは誰か?シリーズ第五弾。


今度はさらに分厚い。1408ページ!!
個人的にシリーズの中では一番好き。
本格ミステリとしてはどうかと思うが、とにかく面白い。
色々と過剰なところもチャームポイントだ。
解決編から始まる構成なんかも新鮮だった。

京極夏彦「鉄鼠の檻」

文庫版 鉄鼠の檻 (講談社文庫)
京極 夏彦
講談社
売り上げランキング: 69606

内容(「BOOK」データベースより)
忽然と出現した修行僧の屍、山中駆ける振袖の童女、埋没した「経蔵」…。箱根に起きる奇怪な事象に魅入られた者―骨董屋・今川、老医師・久遠寺、作家・関口らの眼前で仏弟子たちが次々と無惨に殺されていく。謎の巨刹=明慧寺に封じ込められた動機と妄執に、さしもの京極堂が苦闘する、シリーズ第四弾。


しかし分厚い。もはや鈍器である。1376ページ!
禅のネタは森博嗣「封印再度」ともろかぶり。
どちらも面白く読んだけれど。
シリーズ中では最も落ち着いた本格ミステリだと思う。
トリック重視でアクロバティックな要素があまり見当たらない。

京極夏彦「狂骨の夢」

文庫版 狂骨の夢 (講談社文庫)
京極 夏彦
講談社
売り上げランキング: 26395

内容(「BOOK」データベースより)
夫を四度殺した女、朱美。極度の強迫観念に脅える元精神科医、降旗。神を信じ得ぬ牧師、白丘。夢と現実の縺れに悩む三人の前に怪事件が続発する。海に漂う金色の髑髏、山中での集団自決。遊民・伊佐間、文士・関口、刑事・木場らも見守るなか、京極堂は憑物を落とせるのか?著者会心のシリーズ第三弾。


なんだか壮大な話だった。
不可解な事象が合理的に解明されていく様は圧巻。

狂骨の夢 1 (怪COMIC)
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京極夏彦「魍魎の匣」

文庫版 魍魎の匣 (講談社文庫)
京極 夏彦
講談社
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内容(「BOOK」データベースより)
匣の中には綺麗な娘がぴったり入ってゐた。箱を祀る奇妙な霊能者。箱詰めにされた少女達の四肢。そして巨大な箱型の建物―箱を巡る虚妄が美少女転落事件とバラバラ殺人を結ぶ。探偵・榎木津、文士・関口、刑事・木場らがみな事件に関わり京極堂の元へ。果たして憑物は落とせるのか!?日本推理作家協会賞に輝いた超絶ミステリ、妖怪シリーズ第2弾。


シリーズ最高傑作との呼び声も高い。
映画・アニメ・漫画とメディアミックスも展開されている。

やっぱり原作が一番だが、
雰囲気的にはアニメもなかなか。
映画はギャグだと思えば面白い。
漫画はまだ読んでないのでわからない。

魍魎の匣 BD-BOX [Blu-ray]
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魍魎の匣 1 (怪COMIC)
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魍魎の匣 スタンダード・エディション [DVD]
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森博嗣「四季 冬」

四季 冬 (講談社文庫)
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森 博嗣
講談社
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四部作の最後は未来の物語である。
もはやミステリではない。
「秋」で明らかになった四季の宿題が達成された時代。
百年シリーズまで取り込まれる。
そして現在進行形のGシリーズとXシリーズも終着点はここになるのだろう。

真賀田四季サーガは一応の完結。

森博嗣「四季 秋」

四季 秋 (講談社文庫)
四季 秋 (講談社文庫)
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森 博嗣
講談社
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今度は「すべてがFになる」の後日譚。
ここへきてどんでん返しである。
本をまたいでやられても・・・とは思うが、これが成立するためには、真賀田四季の天才性だけではなくて、いかに彼女が人間らしい存在なのかということを十分に説明しなければならず、その条件をクリアするために「春」と「夏」が必要だったということだろう。
もう隅々まで面白くて仕方がない。

森博嗣「四季 夏」

四季 夏 (講談社文庫)
四季 夏 (講談社文庫)
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森 博嗣
講談社
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「すべてがFになる」の前日譚に当たるだろうか。
いかにして四季は孤島の研究所に幽閉されるに至ったのか。
そのあたりの事情が語られる。
それにしてもサービス精神全開だ。
ここまでシリーズを読み進めてきた読者は興奮しっぱなしだろう。
これで伏線は回収された。

森博嗣「四季 春」

四季 春 (講談社文庫)
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森 博嗣
講談社
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天才・真賀田四季の幼少期が描かれる。
四季四部作の中では比較的ミステリ的。
かなりトリッキーではあるけれど。
S&M、Vシリーズの秘密が明らかになる。

森博嗣「虚空の逆マトリクス」

虚空の逆マトリクス(INVERSE OF VOID MATRIX) (講談社文庫)
森 博嗣
講談社
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第4短編集。

「いつ入れ替わった?」はほとんど読者サービス。

お気に入りは「話好きのタクシードライバ」落語みたい。

森博嗣「今夜はパラシュート博物館へ」


第3短編集。
タイトルはオチの展覧会的な意味らしい。
そのとおり、バラエティに富んでいる。

お気に入りは「ぶるぶる人形にうってつけの夜」

おすすめは「卒業文集」

森博嗣「赤緑黒白」

赤緑黒白 (講談社文庫)
森 博嗣
講談社
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Vシリーズ完結。
これで伏線はほぼ出揃う。
あとは「四季」での回収を待つのみ。
けれども、ここまで順番に読んでいれば、大きな枠組みは見えると思う。

小道具は派手だし、物語としてはVシリーズの集大成で面白いのだが、分厚さに反して本格ミステリとしては小粒。

森博嗣「朽ちる散る落ちる」

朽ちる散る落ちる (講談社文庫)
森 博嗣
講談社
売り上げランキング: 60342

地下密室+宇宙密室!森ミステリィの神髄!!
土井超音波研究所の事件はまだ終わらない……

土井超音波研究所の地下、出入りが絶対に不可能な完全密室で、奇妙な状態の死体が発見される。一方、地球に帰還した有人衛星の乗組員全員が殺されていた。数学者小田原長治の示唆で事件の謎に迫る瀬在丸紅子は、正体不明の男たちに襲われる!前人未到の宇宙密室!ますます冴える森ミステリィ、絶好調Vシリーズ第9弾!


これも笑わせてもらった。
あらすじはそのとおりなのだが・・・
壮大な謎は論理的に解明され、とにかくすごいのだけれど、なぜか笑える。
バカミス一歩手前といった感じ。

森博嗣「六人の超音波科学者」

六人の超音波科学者 (講談社文庫)
森 博嗣
講談社
売り上げランキング: 59716

ここからはノベルス版で読んだ。
ノベルスなんて田舎の本屋には置いてなかった。

雰囲気が良い。クローズド・サークルとかいろいろ。

「朽ちる散る落ちる」に直接続く。

森博嗣「捩れ屋敷の利鈍」

捩れ屋敷の利鈍 (講談社文庫)
森 博嗣
講談社
売り上げランキング: 88352

近所の本屋には置いてなかったので困った。
ようやく手に入れた本書で初めて、S&MシリーズとVシリーズの関連が明示される。
解決編は私のようなひねくれ者にはぴったりの捩れ具合。
ミステリとしてそれでいいのかという疑問は残るが・・・

森博嗣「恋恋蓮歩の演習」

恋恋蓮歩の演習 (講談社文庫)
森 博嗣
講談社
売り上げランキング: 50325

ここで文庫化の速度に追いついてしまった。
発売日を確認すると、高2の4月から初めて、4ヶ月ほどで18冊読んだ計算だ。
大体週に1冊。今思えば大したスピードではないけれども、当時は一生懸命読んでこのくらいだったのだ。
なつかしいな。

船に乗るまでの前振りが非常に長いが、面白いから良い。
物語が展開し始めてからも面白いのだが、全体としてみると意外性は薄い。
終わってみれば、まあ、そうだろうな、という印象。

森博嗣「魔剣天翔」

魔剣天翔 Cockpit on Knife Edge (講談社文庫)
森 博嗣
講談社
売り上げランキング: 70173

これはなぜか印象が薄い。
他の作品は結構覚えているのだけれど、今感想を書こうと思って、内容を全く覚えていないことに気がついた。
つまらなかったらそれを覚えているはずなので、たぶん普通に面白かったのだろう。
「コックピットは棺桶だ」みたいな言葉は覚えている。

森博嗣「夢・出逢い・魔性」

夢・出逢い・魔性 (講談社文庫)
森 博嗣
講談社
売り上げランキング: 46294

意外な犯人ものということでいいのかな?
サイコ・キラーであるということは自信を持っていえる。
タイトルはトリプル・ミーニング。

森博嗣「月は幽咽のデバイス」

月は幽咽のデバイス (講談社文庫)
森 博嗣
講談社
売り上げランキング: 72973

殺人事件は物理的。
が、本筋とは関連が薄いところで叙述トリックめいたものが仕掛けられている。
といっても特に驚きが用意されているわけではなく、気づかない人は気づかないまま終わるだろう。
本当にストーリー上はどうでもいいのだが、途中で違和感を覚えた人はすっきりするかもしれない。

森博嗣「人形式モナリザ」

人形式モナリザ Shape of Things Human (講談社文庫)
森 博嗣
講談社
売り上げランキング: 41189

オチのわけのわからなさに笑った。
不条理系の笑いだ。
きっとしっかり読み込めばすべてがすっきりするのだろうが、何度か読み返してみても私にはわからなかった。
それらしい箇所はあるのだが、それぞれの情報を綺麗にまとめることが出来なかった。
ミステリとしては、前作より落ち着いている。

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