日本四大奇書について

黒死館殺人事件 (河出文庫)
小栗 虫太郎
河出書房新社
売り上げランキング: 67156

まずはこれ。
実は読んだことがない。
青空文庫で読めるのだが、冒頭数行で諦めた。
あらすじを追うだけならマンガで十分だと思う。
黒死館殺人事件 (まんがで読破)
黒死館殺人事件 (まんがで読破)


ドグラ・マグラ (上) (角川文庫)
ドグラ・マグラ (上) (角川文庫)
ドグラ・マグラ (下) (角川文庫)
ドグラ・マグラ (下) (角川文庫)
次は「ドグラ・マグラ」。
読んだのは高3の夏休みだったかしら。意外にも読みやすかった。
読むと発狂する小説というのはさすがにどうかと思った。そんな雰囲気はあるけれど。
完全な理解を放棄すれば、お話の筋自体はそこまで複雑ではない。
だが真実は何かとなるともうさっぱりわからない。
このわけのわからなさに魅力を感じるということが発狂するということなのだろうか?
だったら私は発狂したことになる。
一番狂っているのはこんな物語を書いた作者の頭だ。

ところで角川文庫版のカバーは凄まじいな。当時書店で買った高校生の自分に頭が下がる。
これも青空文庫で読める。
マンガ版は解釈を放棄していて、覚書みたいな印象。まあ、納得のいかない主張をされるよりはずっとましだ。
ドグラ・マグラ (まんがで読破)
ドグラ・マグラ (まんがで読破)
夢野久作ドグラマグラ幻戯 (学研M文庫)
夢野久作ドグラマグラ幻戯 (学研M文庫)


新装版 虚無への供物(上) (講談社文庫)
新装版 虚無への供物(上) (講談社文庫)
新装版 虚無への供物(下) (講談社文庫)
新装版 虚無への供物(下) (講談社文庫)
そして「虚無への供物」。
読んだのは大学に入ってすぐだったかな。
こちらは普通に理解できるし普通に面白い。
スタンダードな探偵小説として読めるから。
だからアンチ・ミステリというのはよくわからない。
確かに全てを台無しにしてしまうようなところもあるけれど、それだけじゃないから。
やっぱり最後は綺麗にまとまっていることが重要だ。


匣の中の失楽 (講談社ノベルス)
匣の中の失楽 (講談社ノベルス)
最後は「匣の中の失楽」。
2回生のときに読んだのだが、これは本当にわからなかった。
「虚無への供物」と同じはずなんだけど何か違うんだよなぁ。
頭がくらくらするという意味では最も奇書らしい。
双葉文庫版に収録されている「創作ノート」を読んでみたいのだが、手が出ない。
匣の中の失楽 (双葉文庫)
匣の中の失楽 (双葉文庫)
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中西智明「消失!」

消失! 綾辻・有栖川復刊セレクション (講談社ノベルス)
中西 智明
講談社
売り上げランキング: 168437

噂のバカミス。
単純な仕掛けが好印象だが、ホントこういうのは慣れちゃうとダメだな。
ネタが見えてしまうのだ。

でも、こういう一発ネタはいくらあってもいいと思う。
どんな明け透けなトリックでも騙されるときは騙されるのだからそのチャンスは多いほうがいい。

ちなみに衝撃度では「法月綸太郎の本格ミステリ・アンソロジー」に収録されている同著者の短編の方が大きかった。
そういうやり方もあるんだ、という驚き。

法月綸太郎の本格ミステリ・アンソロジー (角川文庫)
法月綸太郎の本格ミステリ・アンソロジー (角川文庫)

西尾維新「クビキリサイクル」

クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い (講談社文庫)
西尾 維新
講談社
売り上げランキング: 17308

内容(「BOOK」データベースより)
絶海の孤島に隠れ棲む財閥令嬢が“科学・絵画・料理・占術・工学”、五人の「天才」女性を招待した瞬間、“孤島×密室×首なし死体”の連鎖がスタートする。工学の天才美少女、「青色サヴァン」こと玖渚友とその冴えない友人、「戯言遣い」いーちゃんは、「天才」の凶行を“証明終了”できるのか?第23回メフィスト賞受賞作。


高2のときに読んだ。
人生最初のラノベなのかな。
これ↓を読んだのがきっかけだった。
森博嗣本―作品ガイドからお庭まで (宝島社文庫)
森博嗣本―作品ガイドからお庭まで (宝島社文庫)

結論から先にいってしまうと、この一作の衝撃で、シリーズ全部読まされた。
ミステリ初心者にとってはそれだけのインパクトがある。
本格のコードとガジェットが満載だから。
ここで抱いた期待はシリーズが進むにつれて裏切られるのだけれど、面白ければ何でもいい。

どう裏切られるのかというとこんな感じ。
「クビキリサイクル」はオーソドックスなミステリの形式をとっている。
「クビシメロマンチスト」は捻くれているというか不規則というか、まあそれでもまだミステリだ。
「クビツリハイスクール」でどうもミステリじゃないらしいとわかり、
「サイコロジカル」で少しミステリ側に振り戻したかと思えば、
「ヒトクイマジカル」でこのシリーズの完成形を見る。
そして「ネコソギラジカル」で大団円を迎え、物語は閉じる。

クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い (講談社ノベルス)
西尾 維新
講談社
売り上げランキング: 25783

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