京極夏彦「巷説百物語」

巷説百物語 (角川文庫)
京極 夏彦
角川書店
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内容(「BOOK」データベースより)
怪異譚を蒐集するため諸国を巡る戯作者志望の青年・山岡百介は、雨宿りに寄った越後の山小屋で不思議な者たちと出会う。御行姿の男、垢抜けた女、初老の商人、そして、なにやら顔色の悪い僧―。長雨の一夜を、江戸で流行りの百物語で明かすことになったのだが…。闇に葬られる事件の決着を金で請け負う御行一味。その裏世界に、百介は足を踏み入れてゆく。小豆洗い、舞首、柳女―彼らが操るあやかしの姿は、人間の深き業への裁きか、弔いか―。世の理と、人の情がやるせない、物語の奇術師が放つ、妖怪時代小説、シリーズ第一弾。


妖怪シリーズもそうだったが、読む前はこの上なく読みづらそうな印象を持っていた。
実際に読んでみると、ページに詰められた文字の密度や見たことのない漢字や難解な表現などがリーダビリティを損なうことは全くなかった。私は時代小説が苦手だが苦もなく読めた。
物語として非常に単純な構造なのでわかりやすいのかもしれない。
何となく古文の教科書に載っているようなお話。

京極夏彦 巷説百物語 DVD-BOX ディレクターズエディション
東宝 (2004-02-27)
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巷説百物語 1 (SPコミックス)
日高 建男 京極 夏彦
リイド社

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西尾維新「傷物語」

傷物語 (講談社BOX)
傷物語 (講談社BOX)
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西尾 維新
講談社
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化物語の前日譚。
春休み、美しい吸血鬼と出会ってしまった阿良々木暦が吸血鬼もどき(人間もどき?)になるに至った経緯が語られる。
お話的にはとてもわかりやすい。化物語で仄めかされていた部分が詳細に語られるので、そこも満足できる。
ヒーローは阿良々木くんでヒロインはキスショットなのだけれど、脇役であるはずの羽川の存在感がすごいことになっている。
「つばさキャット」を読んだときは、これは仕方ないだろうと阿良々木くんに同情を覚えたけれど、こんな過去があったのなら認識を改めざるを得ない。鈍いなんてもんじゃないぞ!
今回もメタなネタが随所に挟まれている。何となく人気の少年マンガに対する批評的なものが見え隠れするような気がしないでもない。

偽物語の放送も始まったことだし、急いで読んでみた。4時間くらいかかっただろうか。面白かったから集中して読めた。
途中、既視感を覚える箇所がいくつかあったのだけれど、何のことはない、アニメの第一話で断片的に映像化されていたからだ。
俄然映画化が楽しみだ。

偽物語はアニメが終わってから読むことにする。

「偽物語」かれんビー(上)【完全生産限定版】 [Blu-ray]
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