五代ゆう「クォンタムデビルサーガ アバタールチューナーⅡ」


内容紹介
神に抗う

〈エンブリオン〉のサーフらが得たのは異形への変身能力と引き換えに、人間の血肉を欲する悪魔の力アートマだった。
ヒトがヒトを喰らう非情な戦いに、ジャンクヤードの戦況は一変する。
〈教会〉の支配に不信を抱いたサーフは、アートマの暴走を抑える血を持つセラを守ることを決意。
生存をかけ、ジナーナ率いる〈メリーベル〉共闘し、〈ソリッド〉を攻略する。
しかしその直後、意外な人物が現われ……急転の第2巻


やはり物語の骨格の変更には至っていないが、だんだんとゲームとの違いが大きくなってきた。
面白いのだが特に感想はない。ゲームをやっていたらここまでは予定調和だからだ。
この先はサーフのモデルが生きているというところがポイントになるだろうか。
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五代ゆう「クォンタムデビルサーガ アバタールチューナーⅠ」


内容紹介
神に乱る

荒廃の地ジャンクヤードでは、勝利者を楽園へ迎え入れると説く〈カルマ教会〉の支配の下、
6つのトライブがいつ果てるとも知れぬ戦いを続けていた。
しかし、そんなトライブのひとつ〈エンブリオン〉のサーフらが交戦中、
謎の蕾と黒髪の少女セラに遭遇した刹那、世界の掟は根本から覆される。
彼らは状況を探るべく抗戦相手の本拠地を訪れるが、そこで悪魔の力が発動し……

神への漸近を描く本格SF大作開幕篇。


買ってから1年以上放置していた。すでに最終巻まで手元に揃っているのであとは読むだけ。

あとがきで作者自身が語っているように、これはゲームのノベライズではなく原案小説である。設定や筋立てはほぼ同じだが、序盤からゲームとは違う展開を見せているところが多々あり、そしてそれは決して細かいとはいえない違いなので現段階では結末を想像できない。

それにしても読み始めた当初は不安になった。奇妙なほど読みにくいのだ。ゲームをプレイ済みでなければ理解できなかったであろう(過去推量!)自信がある。だがその不安も物語が第3章に差し掛かる頃には払拭された。原因はよくわからない。気になったのは情景描写がことごとく私の想像力に訴えかけてこないことだ。この辺りは相性なのかな。
異能の力と感情とが同時に覚醒するのは興味深い。カルマだ。
タイトルが”デジタル”から”クォンタム”に変更された理由も気になる。1か0かではなく、その中間もありうるという意味だから……いや、そもそも二元論的な対立があっただろうか。ゲームをやっていた頃はより卑近な意味での”デジタル”だと捉えていたので特に考えることもなかったが。

東野圭吾「聖女の救済」

聖女の救済 (文春文庫)
東野 圭吾
文藝春秋 (2012-04-10)
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内容(「BOOK」データベースより)
資産家の男が自宅で毒殺された。毒物混入方法は不明、男から一方的に離婚を切り出されていた妻には鉄壁のアリバイがあった。難航する捜査のさなか、草薙刑事が美貌の妻に魅かれていることを察した内海刑事は、独断でガリレオこと湯川学に協力を依頼するが…。驚愕のトリックで世界を揺るがせた、東野ミステリー屈指の傑作。


「容疑者xの献身」並みの衝撃を期待していたのだが、そこまでのものは得られなかった。
逆転の発想とミスリードを誘うためのゆるい叙述トリック。
まるで連城三紀彦の小説のような読後感だ。
短編だったら空前絶後の傑作だったかもしれない。

最近気力が続かないせいか長いことは悪のように思えてきた。

よくよく考えてみれば、構造は「容疑者xの献身」と同じようなのだが、この差はどこにあるのだろう?

東野圭吾「ガリレオの苦悩」

ガリレオの苦悩 (文春文庫)
東野 圭吾
文藝春秋 (2011-10-07)
売り上げランキング: 647

内容(「BOOK」データベースより)
“悪魔の手”と名のる人物から、警視庁に送りつけられた怪文書。そこには、連続殺人の犯行予告と、帝都大学准教授・湯川学を名指して挑発する文面が記されていた。湯川を標的とする犯人の狙いは何か?常識を超えた恐るべき殺人方法とは?邪悪な犯罪者と天才物理学者の対決を圧倒的スケールで描く、大人気シリーズ第四弾。


「落下る」トリックはドラマで見ていたので驚きは得られなかった。同じことが女囮捜査官を読んだ時にもあった気がする。やっぱり原作のほうがすっきり落ちている。

「操縦る」これもテレビで見た。概ね同じ。謎解きとしてはアンフェアな気もするけれど、よくよく考えてみれば、ポオの時代からミステリってこういう感じだ。読み終えるとタイトルの重みが増した。

「密室る」真っ直ぐな密室ものだが描写に違和感があるせいで変に勘繰ってしまった。すっかり名探偵と化しているのは苦悩の産物か。

「指標る」果たしてこれを論理的と言っていいのかどうか。推理の筋道は通っている。だが説得力が弱い。

「撹乱す」驚くべきトリックではないし、長い割に中身は薄かった。

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