川上稔「境界線上のホライゾンⅠ〈下〉」

境界線上のホライゾン1〈下〉―GENESISシリーズ (電撃文庫)
川上 稔
アスキーメディアワークス
売り上げランキング: 20263

内容(「BOOK」データベースより)
世界の運命を巡り、各国の“教導院”が動き出した。敵は世界列強。八大竜王。さらに巻き起こる武蔵内の内紛。しかし、様々な人々の思惑と決意をよそに、バカはいつでもここにいる。「―俺のせいで奪われたオマエの全てを、俺が取り戻してやる!!」“自害”のタイムリミットが刻一刻と迫るなか、果たして、トーリはホライゾンを救うことができるのか!?そして、武蔵の運命はどこへ向かっていくのか!?GENESISシリーズ『境界線上のホライゾン』第一話、完結。


そして下巻だが、面白かった。
基本、王道なんだよな。
セカイ系でボーイミーツガール。
しかも登場人物の多くに見せ場があって楽しめた。
特に武蔵さんがかっこいい。
結局、末世が何なのかわからなかったけど。
公主隠し、二境紋、大罪武装と末世の関係が気になる。
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川上稔「境界線上のホライゾンⅠ〈上〉」

境界線上のホライゾン1〈上〉―GENESISシリーズ (電撃文庫)
川上 稔
アスキーメディアワークス
売り上げランキング: 4869

内容(「BOOK」データベースより)
各国により分割統治された中世の神州・日本。その上空を8隻からなる都市艦“武蔵”が航行していく―。遥か遠い未来。“重奏統合争乱”を経て、人類の命運を懸けた“聖譜”をもとに歴史の再現を行う国々。そして、さまざまな思惑と決意を胸に、未来を切り拓こうとする人々。重なり合う中世の世界を舞台に、学生達による学園国家間の抗争が始まろうとしていた!AHEADシリーズ『終わりのクロニクル』と都市シリーズの間の時代を描く、壮大な物語“GENESIS”シリーズ、遂にスタート。


いまさら読んでみたけど、悍ましい情報量だな。
アニメ版のテンポの良さに改めて驚いた。
アニメの参考書として読むのが正しい読み方なのではないか。
アニメを見た時に気づけなかったポイントがいくつもあって、色々納得できた。
中身は予言書めいているというか、妙に示唆に富んでいるというか、そういえば銀河英雄伝説も似たような感覚を得ることがあった。
つまり、歴史は繰り返すなどと使い古された言い回しをするまでもなく、現実とはその程度のものであるということだ。
どうでもいいけど、一歩踏み込んでみると、この小説自体が“聖譜”なのではないか、なんて考えたりもできる。

伊藤計劃「The Indifference Engine」

The Indifference Engine (ハヤカワ文庫JA)
伊藤 計劃
早川書房
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内容紹介
ぼくは、ぼく自身の戦争をどう終わらせたらいいのだろう・・・・・・
戦争が残した傷跡から回復できないアフリカの少年兵の姿を生々しく描き出した表題作をはじめ、
盟友である芥川賞作家・円城塔が書き継ぐことを公表した『屍者の帝国』の冒頭部分、
影響を受けた小島秀夫監督にオマージュを捧げた2短篇、
そして漫画や、円城塔と合作した「解説」にいたるまで、
ゼロ年代最高の作家が短い活動期間に遺したフィクションを集成。


「女王陛下の所有物」007。詳しくないのでよくわからない。オールカラーコミックは新鮮だった。
「The Indifference Engine」既読。善意の気持ち悪さがよく描かれている。
「Heavenscape」プロローグと第1章とハイライトで構成されている。多分未完。きっとエピグラフの内容がそのままテーマなのだろう。
「フォックスの葬送」メタルギア。やはり情報が足りない。一度プレイすべきか。
「セカイ、蛮族、ぼく。」爆笑した。こういう狂った感じが好きみたいだ。
「A.T.D:Automatic Death■EPISODE:0」コミック。ハードボイルドな感じ。何となくわかるこの説明具合は絶妙。
「From the Nothing,With Love.」既読。最初のマンガでイメージすると以前に読んだ時とは印象が変わった。
「解説」うーん、わからん。
「屍者の帝国」盛り沢山だ。先が予想できない。円城版を読まなければ。
解説は誠に解説らしかった。こういうのは久々だ。

森博嗣「ジグβは神ですか」

ジグβは神ですか (講談社ノベルス)
森 博嗣
講談社
売り上げランキング: 167

内容(「BOOK」データベースより)
芸術家たちが自給自足の生活を営む宗教施設・美之里。夏休みを利用しそこを訪れた加部谷恵美たちは、調査のため足を運んでいた旧知の探偵と再会を果たす。そんななか、芸術家の一人が全裸で棺に入れられ、ラッピングを施された状態で殺されているのが発見される。見え隠れするギリシャ文字「β」と、あの天才博士の影。萌絵が、紅子が、椙田が、時間を超えて交叉する―。ついに姿を現した天才博士。Gシリーズ最大の衝撃。惹かれ合う森ミステリィ。


面白かった。
終始ニヤニヤしっぱなしだった。
これだけ外されても面白いのは本当にすごい。
本格の枠組みの中で本格を否定している。
アンチミステリなのかもしれない。
いや、そもそもあらゆるマジョリティに対するアンチテーゼに満ちている。
「すべてがFになる」からそうだった。
狭義の本格ミステリとして始まったが、だんだんと一般化し、今作では殺人事件の起こる思想小説になった。
そのうち形而上学的な観念のみの小説になるのではないか。
改めて思うのはこれら一連の作品群は四季シリーズで完結しているということだ。
春夏秋冬以外は真賀田四季サーガ外伝であり、Gシリーズ残り4作、Xシリーズ残り3作でどうなるのか、とても気になるが、きっと外しに外され、それでも面白いだろうから、そういう期待をしながら続きを待つ。
西之園さんの活躍を見たいが、すっかり淑女となってしまったから無理だろうな。

赤川次郎「マリオネットの罠」

マリオネットの罠 (文春文庫)
赤川 次郎
文藝春秋
売り上げランキング: 86054

内容(「BOOK」データベースより)
“私の事を、父は「ガラスの人形」だと呼んでいた。脆い、脆い、透き通ったガラスの人形だと。その通りかもしれない”…森の館に幽閉された美少女と、大都会の空白に起こる連続殺人事件の関係は?錯綜する人間の欲望と、息もつかせぬストーリー展開で、日本ミステリ史上に燦然と輝く赤川次郎の処女長篇。


これだけ読みやすいと内容なんてどうでもいいような気がしてくる。とても30年以上前に書かれたとは思えない。
最初、視点が急に変わることに違和感を覚えたが、神の視点だとわかってからは気にならなくなった。
しかしそうなるとミステリ的な疑問がわく。アンフェアじゃないか?
でも伏線は張ってあったわけだし、論理的な推理は望めないにしても、真相は十分に予想できたはずだ。
したがって典型的な叙述トリックだったということになる。
だがそれにしては衝撃が物足りない。
新しいミステリに毒されすぎだろうか。
被害者視点のそれらしいドラマが語られるせいでごちゃごちゃした印象が残るが、筋立て自体は至ってシンプルで楽しめた。

有栖川有栖「新装版 46番目の密室」

新装版 46番目の密室 (講談社文庫)
有栖川 有栖
講談社
売り上げランキング: 161145

内容(「BOOK」データベースより)
日本のディクスン・カーと称され、45に及ぶ密室トリックを発表してきた推理小説の大家、真壁聖一。クリスマス、北軽井沢にある彼の別荘に招待された客たちは、作家の無残な姿を目の当たりにする。彼は自らの46番目のトリックで殺されたのか―。有栖川作品の中核を成す傑作「火村シリーズ」第一作を新装化。


なかなかだった。
シンプルなトリックはありがちではあるが意外性十分。長すぎるような気もするが読みやすいので問題ない。
ただ面白くない。
いや、読んでて楽しくないというべきか。
謎を解いてやろうという気にならなかったし、物語の先も気にならなかった。
謎に魅力がなく、お話として面白くないと言い切ってしまえば言いすぎだが、だいたいそんな感じだ。
ところで、この動機は近頃の一部での風潮に合致していて、しかるべき宣伝をすれば流行るのではないだろうか?

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