歌野晶午「死体を買う男」

死体を買う男 (講談社文庫)
歌野 晶午
講談社
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内容(「BOOK」データベースより)
乱歩の未発表作品が発見された!?『白骨記』というタイトルで雑誌に掲載されるや大反響を呼ぶ―南紀・白浜で女装の学生が首吊り自殺を遂げる。男は、毎夜月を見て泣いていたという。乱歩と詩人萩原朔太郎が事件の謎に挑む本格推理。実は、この作品には二重三重のカラクリが隠されていた。奇想の歌野ワールド。


導入は非常に面白い。
これはきっと設定によるものなのだろう。
乱歩という固有名詞が本格のガジェットとなっている。
実在の人物が登場するフィクションというのはそれだけで面白さの底上げになるように思う。
肝心の内容はよくできている。
現実-フィクションの関係性と作中作との相性が非常に良い。
ただ推理小説としての意外性は期待していた程ではなかった。
最終的な真相が容易に予想できてしまったせいで、どんでん返しが無駄に感じられるのだ。
結局のところ最も楽しめたのは作中作である理由であり、ゆえによくできていると感じられた。
謎解きのカタルシスは得られなかったが、それでも十分に面白かった。
ところで、このタイトルの意味するところは?
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