倉阪鬼一郎「三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人」

三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人 (講談社ノベルス)
倉阪 鬼一郎
講談社
売り上げランキング: 286,290

内容(「BOOK」データベースより)
「4月9日(金)午前0:20にお越しください。お目にかかれるときを楽しみにしております。黒鳥館主人」招待状を手に東亜学芸大生・西大寺俊は黒鳥館と名づけられた壮麗な洋館に赴く。招待客は全員無作為に選ばれたという。ウェルカムドリンクを主人から受け取った西大寺は、館内の完全な密室で怪死。呪われた館を舞台とした凄惨な連続殺人の火蓋が切って落とされる―。復讐のため建てられた館で繰り広げられる大惨劇。


やられたな。
個人的には「四神金赤館銀青館不可能殺人」の方が好みだけど、こっちの方が気合が入っているし、よくできていると感じた。
実物を見たことはないけど、黄色とロリンという情報からある物を連想し、世界が反転したような気がした。
ところが、そこから先に考えが進まないのでモヤモヤしながら読み進めると、出るわ出るわ、「実は〇〇だった」の波状攻撃。
さらに変質狂的な暗号、そして不意に読者に与えられる選択肢まで。
盛りだくさんの内容だった。
同じ作者のバカミスを2冊続けて読んでみて、バカミスには少なくとも2つの方向性があると思った。
1つは脱力感を伴う種明かし、もう1つは作者の精神構造を疑わせる無意味な仕掛け。
どちらもフェアプレイを基本とする本格ミステリとの相性が良いのだ。
もう1つ感じたこと。
リーダビリティを追求したバカミスを読んでみたい。直木賞作家とかの。
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