久住四季「七花、時跳び!」

七花、時跳び!―Time‐Travel at the After School (電撃文庫)
久住 四季
アスキーメディアワークス
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内容(「BOOK」データベースより)
そもそもの発端は、だ。我が後輩の七花いわく、突然タイムトラベラーになったという。可愛い顔して、あなたマジですか!?と言いたいところだが、これがマジだったりするのだ。過去や未来に自由に跳べるとしたら、どうする?カップメンにお湯を注いで『三分後』に跳んで待たずに食べるとか―え?違う?こんな面白いことはないと、退屈しのぎに彼女と始めた時間旅行は―まぁしょうもないことばかりで。予告しておく。びっくりしたり呆れたりすることはあっても、歴史を動かすような展開は何にもない。なぜなら、僕が主人公だからだ。


今度はすっかり量産型ラノベだ。宇宙世紀ネタ多め。気楽に読めて良い。
タイトルからわかる通りタイムリープもの。主人公のテンションが高いので面食らった。形式的には連作短編集。以下ネタバレ込みのあらすじ。といっても驚愕の結末はないんだけど。

第一話でヒロインが時間移動できることが判明し、いたずらを通して伏線を回収。第二話で失くしたエロDVDを求めて過去へ向かい、そこでタイムパラドックスに直面し、過去改変の可能性を考える。第三話でそれが否定され、さらには未来まで決まっていると知り、意欲を失うが、第四話で自由意志の否定を否定する。

肝はきっと第四話だな。決定論的時間の中であっても自由意志は存在しうるということだ。とはいっても普通は時間移動なんてできないので、そんなのは当たり前だけど。しかし、悲劇であっても同じことがいえるのか、と考えるとなかなか深いのではないか。

これで著者の作品で出版されたものは全て読んだ。3年の沈黙が意味するものは何なのか。
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