西尾維新「終物語」

終物語 (上) (講談社BOX)
西尾 維新 VOFAN
講談社
売り上げランキング: 77

内容(「BOOK」データベースより)
真っ暗な眼の転校生・忍野扇。彼女が微笑みながら解き明かす、阿良々木暦の“始点”とは…?高校一年生のあの日、少年は絶望を味わった―これぞ現代の怪異!怪異!怪異!青春の、終わりを告げる影がさす。


第一話「おうぎフォーミュラ」人間を見事に描き切った快作だ。本当に気持ち悪い。この気持ち悪さは個人に由来するのかそれとも社会が要求するのか、興味深い。仕掛けについては上手いとは言い難いがまんまと騙されたので楽しめた。

第二話「そだちリドル」一つの謎が解かれ、新たな謎が現れる。今度は真っ当なミステリだが本格ではないな。

第三話「そだちロスト」いい話なのかな。リドル・ストーリー的にも読める結びのため判断できない。下巻次第だ。トリックは新本格の系譜で、私にとっての意外性はほとんどなかった。

今回は小ネタ、雑談が少なめで比較的真面目だった。「花物語」を思い出した。これこそ「暦物語」にすべきだったのではと思えるが、内容とタイトルのミスマッチはすでに前例があるのでいまさらどうということもない。忍野扇の存在は謎のまま。物語は確実に終局へ向かいつつあるように感じられるが、それが一体どこになるのか見当もつかない。
スポンサーサイト



検索フォーム
最新記事
リンク
カウンター
カテゴリ
月別アーカイブ
RSSリンクの表示
カレンダー
10 | 2013/11 | 12
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
QRコード
QR