東川篤哉「もう誘拐なんてしない」

もう誘拐なんてしない (文春文庫)
東川 篤哉
文藝春秋 (2010-07-09)
売り上げランキング: 71,220

内容(「BOOK」データベースより)
大学の夏休み、先輩の手伝いで福岡県の門司でたこ焼き屋台のバイトをしていた樽井翔太郎は、ひょんなことからセーラー服の美少女、花園絵里香をヤクザ二人組から助け出してしまう。もしかして、これは恋の始まり!?いえいえ彼女は組長の娘。関門海峡を舞台に繰り広げられる青春コメディ&本格ミステリの傑作。


面白かった。
このくらいでいいんだよ。
謎があって、トリックがあって、読めるお話があって、伏線が回収されて、破綻のない論理まであればいうことはない。
そういう意味では完璧な小説だ。
大胆なトリックがあるのだが、お約束の意外な犯人のため、フーダニットが死んでいて、衝撃が弱まっているのが残念だ。
登場人物が皆おっさんとしか思えず、愉快なおっさんが書いているのだろうな、と思いました。
あとどうでもいいけど、関門橋って原付は通れないよね。トンネルも。ヤクザだからOKなのか。
妙に引っかかって水曜どうでしょうを思い出した。

2年前にドラマ化されていたようだが見ていない。

もう誘拐なんてしない Blu-ray特別版
ポニーキャニオン (2012-07-11)
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原付 ウィンカー

YAMAHA JOG100 LYMTGA ブラック 100cc 中国輸入モデル・新車乗出し価格 2013年式

久しぶりに原付に乗って思い出した。

ヤマハBJの話。
購入当初(2006年)から冬になると方向指示器の右側の調子が悪くなる。
正常時にはカチッカチッという音とともに点滅するのだが、寒くなると音もしなければ点滅もしなくなる。
具体的には前側は点灯したまま、後ろ側は消えたまま。
なので危ない。
体感では気温が10℃を下回ると、この現象が起きる。
左側は寒くても問題ない。

季節を問わずエンジンがかかりやすい時となかなかかからない時がある。これは普通かな。
スムースにかかったとしてもいざスロットルを回すと回転数が落ちる。
かなりの時間暖気運転が必要なので、近くの下り坂まで押している。

今は亡き2stでよく走るのだが燃費が悪い。
カタログで58km/lが実際は20km/l前後。

いつの間にかサイドカバーを留めているネジがなくなっている。

倉阪鬼一郎「新世界崩壊」

新世界崩壊 (講談社ノベルス)
倉阪 鬼一郎
講談社
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いつものバカミス。
開幕2ページ目にしてネタが割れるっていうね……。
伏線が露骨すぎるのだ。
そんな状態で読み進めていても、疑問符が付く箇所がいくつもあり、暗号も解けなかったので、もしかしたら予想だにしない結末が待ち受けているのかもしれない、と淡い期待を抱いていたのだが、結局最初に想定した構図のままだった。
かなりおバカだしギャグ作品としては悪くない。
本格度はあまり高くなかった。

世界の文学〈29〉コルターサル 石蹴り遊び(1978年)
コルターサル
集英社
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生者と死者―酩探偵ヨギガンジーの透視術 (新潮文庫)
泡坂 妻夫
新潮社
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ハサミ男

ハサミ男 [DVD]
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東宝 (2005-11-25)
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原作のメインアイディアのひとつを諦めた潔さは評価に値する。
しかし同時に魅力が減衰したことも事実であって、それならば形だけでも端正な映画にすべきところを、なぜかB級臭漂う仕上がりにしている。
B級映画にするのならもっとやりようがあったと思う。
意図がよくわからない。
特に、アフレコかプレスコか知らないが、音声の違和感がどうにも気持ち悪い。

相棒 Season12 第13話 「右京さんの友達」

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毎週欠かさず見ているわけではないが、今回はとても面白かった。
作中作があり、虚実が重なりあい……と書いているとまるでメタフィクションのようだが、そんなことは全然ない。
むしろそういうオチで良かったような気もする。
デフォルメの効いたキャラクター、しっとりとした物語、変則的な演出。
この辺りの相性が良かったのだろうな。
それとフィニッシングストロークも決まっていた。

あまり関係ないけれど「容疑者xの献身」を思い出した。

容疑者Xの献身 (文春文庫)
東野 圭吾
文藝春秋
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麻耶雄嵩「メルカトルかく語りき」

メルカトルかく語りき (講談社ノベルス)
麻耶 雄嵩
講談社
売り上げランキング: 150,350

内容(「BOOK」データベースより)
ある高校で殺人事件が発生。被害者は物理教師、硬質ガラスで頭部を5度強打され、死因は脳挫傷だった。現場は鍵がかかったままの密室状態の理科室で、容疑者とされた生徒はなんと20人!銘探偵メルカトルが導き出した意外すぎる犯人とは―「答えのない絵本」他、全5編収録。麻耶ワールド全開の問題作。


ということで新年1冊目のミステリ。

「死人を起こす」これはありなのか? それらしい推論をでっち上げることはよくあるが大抵の場合真相も示される。しかし本作は犯人の特定を放棄している。フーダニットとしてはなしだがミステリ的にはありだ。

「九州旅行」メルカトル鮎といえばこういう感じだった。ところで時代設定はどうなっているのだろう。最後の事件のころに携帯電話やパソコンは普及していただろうか。

「収束」まさかの不確定性原理。ある意味で犯人は特定され真相は明らかになっている。実験的だがたぶんありだ。

「答えのない絵本」おそらく『木製の王子』の発展形なのだろう。論理を積み重ねた先に現れた答えがありえないものだったらどうするのか。無謬の銘探偵だからここまでできるが、もしメルカトルじゃなかったら論理を放棄しなければならず、本格ではなくなってしまう。リアリティはないがパズラーとしてはこうならざるを得ない。

「密室荘」要するに本格ミステリ空間なのだ。現実世界の物理法則とは別に本格ミステリのコード(ルール)が物語を司っている。そこでは虚構内の人物がリアリティを追求することに無理があり、それが不条理な結論を導く。本格ミステリのコードに則っている限り、いくら不条理な結論であったとしても肯定せざるを得ない。この辺りが本格ミステリの限界なのだろうな。

木製の王子 (講談社文庫)
麻耶 雄嵩
講談社
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泡坂妻夫「生者と死者」

生者と死者―酩探偵ヨギガンジーの透視術 (新潮文庫)
泡坂 妻夫
新潮社
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今更の情報だが、「生者と死者」が復刊とのことだ。
カバーが破れた古本を持っているけど新品で買おうかな。
未開封で取っておこう。
田舎だから買えるかどうかが不安だ。
ついでに「ヨギガンジーの妖術」も復刊して欲しいところだ。
珍しい仕掛けがあるわけじゃないようなので難しいのかな。

ヨギガンジーの妖術 (新潮文庫)
泡坂 妻夫
新潮社
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しあわせの書―迷探偵ヨギガンジーの心霊術 (新潮文庫)
泡坂 妻夫
新潮社
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駕籠真太郎「ハンニャハラミタ」


内容紹介
非暴力主義を掲げ、武力放棄を訴えて、無抵抗での運動を続ける活動家達。彼らの拠り所である「菩薩」とは…!? 表題作にして未発表作「ハンニャ ハラミタ」を含む、奇才、駕籠真太郎の奇想短編の数々。待望の単行本化!


色んな意味で比較的マイルドだった。
マジキチ具合が足りない。
ベストは「仰ゲバ尊し」
「飛んで目に入る夏の虫」も印象的だ。

モンハンデビュー!

モンスターハンター3 (トライ) G Best Price!
カプコン (2012-11-15)
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いまさら3Gである。
安かったので買ってみた。
操作性が結構シビアなんだな。
なかなか思うように動いてくれない。
拡張パッドがあれば変わるんだろうか。
画面が非常に見にくい。
どうも画面が小さいのが原因みたいだ。
LLではどうだろうか。
輝度を上げたら少しましになるけれども今度は目が疲れるしバッテリーもすぐ切れる。
3D表示も案の定見にくい。
現状おつかいゲーだし武器の選定にも戸惑っていてまだ楽しめていない。
インターフェースも微妙に使いにくい。
さて、どこまでやれるか。

2013年に読んだ本ランキング

1.森博嗣「キウイγは時計仕掛け」
2.筒井康隆「愛のひだりがわ」
3.麻耶雄嵩「貴族探偵」
4.西尾維新「終物語(上)」
5.川上稔「境界線上のホライゾンⅣ」
6.川上稔「境界線上のホライゾンⅢ」
7.野崎まど「パーフェクトフレンド」
8.伊坂幸太郎「モダンタイムス」
9.うえお久光「紫色のクオリア」
10.歌野晶午「死体を買う男」
11.野崎まど「死なない生徒殺人事件~識別組子とさまよえる不死~」
12.川上稔「境界線上のホライゾンⅡ」
13.野崎まど「小説家の作り方」
14.川上稔「境界線上のホライゾンⅥ」
15.川上稔「境界線上のホライゾンⅤ」
16.倉阪鬼一郎「四神金赤館銀青館不可能殺人」
17.倉阪鬼一郎「三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人」
18.森博嗣「トーマの心臓」
19.筒井康隆「ビアンカ・オーバースタディ」
20.西尾維新「暦物語」
21.米澤穂信「折れた竜骨」
22.東野圭吾「どちらかが彼女を殺した」
23.東野圭吾「私が彼を殺した」
24.深水黎一郎「ウルチモ・トルッコ 犯人はあなただ!」
25.米澤穂信「追想五断章」
26.東野圭吾「真夏の方程式」
27.麻耶雄嵩「隻眼の少女」
28.久住四季「鷲見ヶ原うぐいすの論証」
29.久住四季「七花、時跳び!」
30.林泰広「見えない精霊」
31.歌野晶午「密室殺人ゲーム・マニアックス」
32.小林泰三「大きな森の小さな密室」
33.道尾秀介「花と流れ星」
34.米倉あきら「インテリぶる推理少女とハメたいせんせい In terrible silly show, Jawed at hermitlike SENSEI」
35.東野圭吾「放課後」
36.久住四季「ミステリクロノⅡ」
37.久住四季「ミステリクロノ」
38.久住四季「ミステリクロノⅢ」
39.小川一水「青い星まで飛んでいけ」
40.伊坂幸太郎「あるキング」
41.藤岡真「六式金神殺人事件」
42.山本弘「シュレディンガーのチョコパフェ」
43.綾辻行人「眼球綺譚」
44.芦辺拓「真説ルパン対ホームズ」
45.柳広司「吾輩はシャーロック・ホームズである」
46.二階堂黎人「吸血の家」
47.二階堂黎人「悪霊の館」
48.汀こるもの「パラダイス・クローズド」
49.円城塔「後藤さんのこと」
50.G・ガルシア=マルケス「予告された殺人の記録」
51.飴村行「粘膜人間」
52.折原一「遭難者」
53.倉阪鬼一郎「迷宮Labyrinth」
54.中村九郎「ロクメンダイス、」
55.奥泉光「ノヴァーリスの引用」

ということでまとめ。
昨年はゲームばっかりやってたにしてはよく読めた。
今年はとりあえず溜まっている分を消化することを目標にする。

石黒正数「それでも町は廻っている 12」


面白かった。
ミステリ色強め。
だいたい年1冊ペースだから続きが待ち遠しいんだよな。

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